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軽井沢駅



「JR東日本」と「しなの鉄道」の駅。
もともとは信越本線の駅だったが、北陸新幹線延伸となった1997年に横川駅から軽井沢駅間が廃線となり、軽井沢駅から篠ノ井駅間を結ぶ第三セクター「しなの鉄道」となった。
ちなみに軽井沢駅は新幹線駅の中で最高地点(標高940.5m)にある。
現在の駅舎は新幹線駅としなの鉄道の駅となっていて、隣接して「しなの鉄道軽井沢駅(旧:軽井沢駅旧駅舎記念館)」が復元されている。
“あの”水戸岡鋭治氏が関わり、しなの鉄道の観光列車「ろくもん」も氏の作品。


↓ 軽井沢駅~篠ノ井駅間で出会った「ろくもん」

↓ こちらは「SR1系」


しなの屋KARUIZAWA
軽井沢駅にはエキナカ商業施設「しなの屋KARUIZAWA」があり、オープンは2018年3月23日。
駅中央通路に面し、しなの鉄道改札口へ向かう通路の両脇に配置。
向かって右側に長野県ゆかりの商品を販売する売店があり、左側に荻野屋の店が出店している。



まずは「しなの屋KARUIZAWA」の売店から。
信州にゆかりのある5店がコーナー出店している。
信州のお味噌屋さん、八幡屋礒五郎、信州ハム 軽井沢工房、木の花屋、沢屋の商品を徘徊チェック。
すでに旧軽銀座でいろいろ購入しているので“見るだけ”。
実は限定販売の八幡屋礒五郎軽井沢缶を探したが見つからず。残念。

夕食は摂らずに、ジョンレノンゆかりのフランスベーカリーで購入したパンを電車内で食べることにしていた。
でも、“峠の釜めし”の荻野屋の駅そば店も気になる。
峠の釜めしは横川のセントラルキッチンか諏訪工場で製造されていると思われるので、いずれも実食済みだし、セントラルキッチン隣接の横川店で作り立ても実食済。
・峠の釜めし本舗おぎのや横川店(群馬県安中市)
と、なると、駅そばが気になる。
製品としての「荻野屋峠のそば」は横川店で購入済なので、当店の料理としての蕎麦との比較もしてみたい。



荻野屋軽井沢駅売店の駅そば
それでは、と、言うことで、妻は改札口の椅子で時間を過ごし、私は駅そばを食べることに。
満員の時はここに並ぶらしい。


券売機の配置図が案内されているのは親切。
軽井沢ということでインバウンド用のメニュー表も画像付きで案内。英語と中国語簡体字で表示ているのもグッジョブ。
本当はこれに日本語表示をつけてそのまま券売機のボタンにつけることができればさらに良くなるが、そうなると文字が小さくなって日本人からクレームがくるかも。


と、いうことで、このような券売機ボタン表示に。


メニューは蕎麦とうどん。そしてトッピングを選択する。
左側上の緑色ボタンが蕎麦で、右側の黄色ボタンがうどん。トッビングは白ボタン。冷たい蕎麦とうどんは青ボタンと、色分けしていて店側の配慮が伺える。
ただ、慣れた人はともかく、初見のインバウンドの方々は理解できないかも。
やはり、画像付きのボタンを配置できるサイズが望ましいように思う。
ついでにボタンを押したら注文が受け取り口に表示され、それを調理人と客が共有できて、尚且つ、提供時間まで表示されると嬉しいのに。
しかも、「注文した料理と違うと思った場合は従業員に声掛けしてください」とか「予定時間を超えても提供されない場合は・・・」とかまでやると「見える化(視える化)」となる。
もっとも、費用対効果(Return On Investment)はあまり期待できそうにないし、投資回収のために価格が1.5倍になっても嫌だし。
★山菜そば 550円
麺の食感とスープの味だけを確認する目的なので、かけそば(450円)で良いものの、なんとなく寂しいので山菜蕎麦を選択。



待っている間に調理場の作業を見て、動作改善や安全衛生・食品衛生のことをアドバイスしたくなるのは職業病。定年退職してもついつい( ´艸`)。
オープンキッチン(当店は客側と仕切りがあるが窓はフルオープン)はライブ感はあるけど、作業が丸見えになってしまうというデメリットもあります。


麺は生麺を使用しているという点で、茹で麺や冷凍麺を使用する駅そばとは差異化(×差別化)。
気になるのは製品としての「荻野屋 峠のそば」が国内産そば粉五割使用とHPに紹介されているものの、当店提供の蕎麦の比率や産地のことは表示がない。
スープは店内で販売されている「荻野屋峠のそば」のPOPに、「麺は自家製麺をお土産用として日持ちするよう加工しています。麺つゆは駅そばと同じものを使用しています」と表示されていることから、セントラルキッチンで製造された半生麺とスープを使用していると推測。
当品の麺は「自家製麺の生麺」ということだが、おそらくセントラルキッチン自社工場製?。
トッピングの山菜はユーラシア大陸東岸の地域で収穫されたモノと推測する。
山菜とネギで差額100円はどうかなと思うが、これは選ぶ側の価値観を伴うので意見は差し控える。

肝心の麺。
蕎麦専門店、特に温麺にこだわりのある店と比較をすることはナンセンスなので差し控えるが、駅そばとしてはどうか。
実食した長野県の駅そばの中では上々の部類ではないかと思う。
生麺を使用しているということに当店の心意気を感じる。
調理時間は推定、生そばならば2分、早茹で生そばでも1分から1分半、乾麺は4分程度。大量調理施設で使う冷凍麺は20秒ということで、駅そばの生麺使用はなかなか立派。
生麺を使うことの最大のメリットは味よりも香り。そして意見がわかれるところだが、食感も優位性があると思う。
当店の麺についてはさほどの香りの良さや食感の優位性は感じないものの、駅そば店としては上々の印象です。
スープについてはお土産用の峠のそばと同じということながら、自宅で作ってすするのと、長野の駅で風景を眺め、環境音を聞きながら食すのでは印象が異なる。
やっば旅先の駅ですする蕎麦は良いねぇ。
味や香りの良しあしの問題ではない。
旅食体験は心が安らぐのが良い。
荻野屋軽井沢駅売店
長野県北佐久郡軽井沢町1178
℡0267-42-8048
営業時間しなのそば売店 9:45~19:00(L.O 18:50)
しなの釜めし売店 9:45~19:00 ※季節により変動あり。

↓ おぎのや横川駅店(峠の釜めしと駅そば)

◇駅そば記事
・2023/08/06加賀 白山そば金沢百番街(JR金沢駅)
・2023/09/09ほっとして ざわ(JR塩尻駅)蕎麦と山賊焼
■うどん、そばに関する記事一覧
しなの屋KARUIZAWA」(しなの鉄道軽井沢駅)

しなの鉄道風景
軽井沢駅改札口からホームヘ



軽井沢駅構内












しなの鉄道(走行車内より撮影したためブレてます)



篠ノ井駅


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◇・日光から群馬経由軽井沢2024/09【記事目次】
日光から軽井沢。奥鬼怒温泉、法師温泉、東照宮、華厳の滝、霜降高原 2024年9月23日~9月25日
・20年ぶりの日光東照宮。国宝,陽明門,廻廊,眠り猫,三猿,御本社,本殿,唐門,本地堂,鳴き竜,奥宮,
・日光。紅葉渋滞前に訪れる。華厳の滝と温泉まんじゅう製造元佐藤物産店で湯葉入りの豚まん,ちまき,薄皮饅頭,華厳のすいとん,レモン牛乳,華厳の滝の動画。
・ジョンレノンの見た景色。万平ホテル,ミカドコーヒー,フランスベーカリーを訪ねる
・軽井沢駅北口に駅直結の新たな商業施設2026年春開業予定「軽井沢駅北口東側遊休地活用事業計画」三菱地所,アクアイグニス,カルチャーコンビニエンスクラブ,
・峠の釜めしではなく荻野屋の駅そば実食記。しなの屋KARUIZAWA,しなの鉄道と軽井沢駅の風景,水戸岡鋭治デザイン,ろくもん,SR1系,八幡屋礒五郎軽井沢缶,