原料の生ダコの「生」は“非加熱”という意味なのか“非冷凍(チルド)”という意味なのかを確かめてきた。はなだこ(大阪市北区・大阪新梅田食道街)たこ焼きとネギマヨを食す

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はなだこ(大阪市北区・大阪新梅田食道街)たこ焼きとネギマヨを食す

目次

大阪駅「新梅田食堂街」


  妻と息子の協力により、念願であった和歌山市の温泉巡り(花山温泉 薬師の湯)を果たすことができた。となれば、同行してくれた2人のリクエストにも応えるのが筋というもの。

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 息子は和歌山から名古屋へ戻る道中、近鉄のフリー切符を活用して乗り鉄を味わいたいとのこと。それならばとJR大阪駅で一旦別行動をとり、夕刻に近鉄大阪難波駅で再集合する約束を交わした。
残された私たち夫婦は、久々に阪急うめだ本店や阪神梅田本店のデパ地下・館内を散策。

 昼食の段になり、妻から「大阪に来たのだから、たこ焼きが食べたい」と要望が上がる。
それならと選んだのが、梅田のランドマーク的飲食店街、大阪新梅田食道街にある人気店「はなだこ」。

 平日かつ昼のピークタイムをやや外した時間帯ではあったが、そこは知名度を誇る店。店頭にはしっかり行列。


普段の私ならば「行列に並ぶ時間は人生における最大のムダ」と捉えるところだが、今回は初めから覚悟の上。じっと順路に沿って列が進むのを待つこととした。

 列に並ぶと、すぐに案内係の方からメニューが渡され、イートインかテイクアウトかを聞かれる。店側のオペレーションを見ると、狭隘な店舗前混雑を速やかに解消するためか、テイクアウトの注文を先行して受け付けている。
 店内(通路に面した立ち食いカウンター)でのイートインとテイクアウトでは、利用上の案内やルールが明確に区別されていて、持ち帰り商品を高架下等で立ち止まって食べる行為は禁止されており、表示・注意書きにもその旨が掲示されている。

 私たちは焼きたてをその場で味わうイートインにこだわり、列に留まる。
回転自体は思いのほか良く、約20分ほどで注文・レジ位置まで到達することができた。
テイクアウトはインバウンドの方が多いように見受けられるが、彼ら彼女らはどこで食べるつもりだろうか。ちょっと気になる。
 注文待機位置やレジ待ち位置、メニューの受け取り方に至るまで、狭い空間で安全かつ衛生的に営業を継続するためのルールが提示されている。
まさに「注文の多い料理店」の趣であるが、混雑管理や衛生面・安全面の観点から見れば非常に理にかなった運用ともいえる。

今回注文したのは以下の2品。

★たこ焼き(6個)570円
★ネギマヨ(6個)670円

 いつものように異なる種類を頼み、妻と分け合って賞味することに。
食す直前、目の前で繰り広げられる調理人の調理工程をじっくり観察できたのは、素材や調理法に関心を持つ者として好都合。
店頭の掲示に「当店は生ダコを使用しています」と誇らしげに書出されている通り、茹でダコではなく生のタコを投入して焼き上げるスタイル。
 生のタコは加熱処理によって生じる出汁や旨味の成分が生地へと直接染み出すため、生地自体の味わいに深いコクが加わる。
調理人が1本箸を巧みに扱い、コロコロと生地を転がしながら外側を均一に焼き上げていく手際も見事。


ただ、当店が「生だこ」を使用しているのは事実だが、「茹でていない」という意味の“生”ではないかという疑念が沸いた。
生のタコを調理したことがある人なら良くわかっていると思うが、生のタコの下処理は大変なんです。
塩もみをしてヌメリを取り、食べられない部分を除去する必要がある。
これほどの繁盛店で「生ダコ」を使うという理由を確かめたかったが、なるほどという理由が分かった。
」は一般的に「非冷凍(チルド)」という意味と、「茹でていない(未加熱)」というふたつの意味で使われることがある。

↓ 見本(当店の原材料ではありません)


調理している人が生だこを投入しているのを見て、原材料の状態を確認することができたのはまさしく僥倖。
結論は内緒です。ヒントは調理者が右手に持つ“生ダコ”と左手に持つ皿のドリップがヒント。

たこ焼き(6個)

 外側は柔らかく、中はトロリとした絶妙な火通し。
火傷が怖いので、1個を少し割ってから半分ほどを口に入れる。
生地の中に仕込まれたダコのプリッとした歯ごたえと旨味が・・・しっかり味わえると思ったが・・・。生地はさすがという印象ながらも、“生のタコ”とやらは、さほどでもない。もちろん、産地加工の煮だこよりは食感も良く味も美味しいことを付け加えておきたい。

 甘みと酸味のバランスが良いソース、マヨネーズ、削り節が調和していて、出汁の効いた生地の風味を引き立てている。
たこ焼き自体は満足。

ネギマヨ(6個)

 登場した瞬間、その視覚的インパクトに目を奪われる。
たこ焼きが見えなくなるほど全体を覆い尽くす大量の青ネギ。
その上に美しく網状にかかるマヨネーズ。
ありがちなルックスだが、当店のカウンターで食すとまた一段と資格に訴えるパワーを閉じる。
ネギの瑞々しいシャキシャキとした食感と爽やかな風味が、濃厚なマヨネーズおよびたこ焼きの旨味と合わさり、実に重厚な味わいを生み出している。ネギ好きにはたまらない一品である。

 二人の感想は共通で「たこ焼きの方が好み」。
こればかりは個人の嗜好なので(*^-^*)。

 久々に大阪ならではの活気と、本場のたこ焼きを堪能させていただいた。
ちなみに私のたこ焼きの思い出は1960年代に食した「かやく(加薬)」と称する薬味がふんだんに使われた青のりと削り子、そして紅生姜。
今でいうところの「うま味調味料」、昭和の時代までは「化学調味料」と呼んでいたグルタミン酸ナトリウムがたっぷり使われていた。
小学生にとっては年に数回ほどしか食べられない鎮守の神様の祭り屋台の味でした。

はなだこ
大阪府大阪市北区角田町9-26 大阪新梅田食道街 1F
TEL:06-6361-7518
営業時間:10:00~22:00(ラストオーダー 21:45)

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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