★食べログ記事をアップしました↓
・有磯海SA,富山ブラックラーメンと白えびだし茶漬
過去の画像を探していたら、まだ記事にアップしていない4年前の2022年に食した画像を発見。
名古屋から高山まで列車、高山からバスで黒部峡谷鉄道、白馬コルチナ国際スキー場のホテルで宿泊して、翌日は長野県側の扇沢から黒部ダム、黒部平、大観峰を経て、立山室堂、そして、美女平、立山駅まで降りて松本駅まで戻り、名古屋へというコース。
当時はまだ団体旅行に参加していて、鉄道好きの息子を黒部峡谷へ連れて行きたかったのがツアー参加理由。
白馬コルチナは40年ぶり、黒部峡谷鉄道と立山室堂は35年ぶりに訪れた。
初日は有磯海SA(下り)で昼食を摂った。
・有磯海サービスエリア 下り線
富山県魚津市湯上字三ツ穴割848

有磯海SAには恋人の聖地ミラージュベルがあったり、黒御影石の命名碑と片貝川産自然石に俳人松尾芭蕉の句が刻まれている句碑が設置されている。
何より、有磯海の景色が見渡せる。




「有磯海(ありそうみ)」とは、万葉の昔から大伴家持らによって詠み継がれてきた富山湾の雨晴海岸付近を指す歌枕である。
このSAの敷地内には、俳人松尾芭蕉が元禄2(1689)年の『おくのほそ道』の道中で当地を通過した折に詠んだとされる名句、「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」が自然石に刻まれている。
この句は、初秋の風に揺れる稲穂の芳しい香りに包まれながら陸路を進むと、右手には雄大な日本海(有磯海)の景色が視界に広がっていくという、当時の旅情豊かな情景を瑞々しく捉えたものである。
また、当SAのレストランは「ホテルニューオータニ高岡(2022年10月31日閉店済)」が出店していて、「越中とやま食の玉手箱」や、牛サーロインステーキボウル,白えびホタルイカ丼,漬けマグロの山かけ丼など地域らしいメニューが揃っているのも魅力的だったが、当日は時間の関係で食事を短時間で済ませる必要があったので、フードコートを選択した。






当施設はホテルニューオータニ高岡がフードコートの運営を受託しており、フードコートでは「越中亭」や「じゃんとこい」といったコーナーが設置されていた。



その後、2022年秋にレストランが閉店。翌2023年にはレストラン跡地へローソンが出店するとともに、フードコートが「UMITOYAMA」として全面的にリニューアルされた。
この改装に伴いメニューの全体的な品揃えは絞り込まれたものの、人気定番メニューの味わいはしっかりと受け継がれている。
↓ リニューアル後



★富山ブラックラーメン
私と息子は富山ブラックラーメンを選択。息子はライス付。

富山ブラックラーメンは、富山市内を発祥とする、漆黒のスープが特徴のご当地ラーメンである。
そのルーツは、戦後の復興期、塩分補給を必要とする労働者のために、醤油の塩分を濃くしてご飯のおかずとして食べられるように考案された歴史を持っている。
元祖とされる専門店などの「富山ブラック」は、スープの醤油濃度が極めて高く、塩気が前面に出た尖った味わいと、粗挽きの黒胡椒が強烈に効いたパンチのある仕様が特徴である。
これに対し、当SAのフードコートで提供されている一杯は、そうした専門店の先鋭的な塩辛さを、フードコートらしく、誰もが食べやすいようにバランスよく調和させている。
醤油の豊かなコクと、黒胡椒のさわやかなスパイス感といった富山ブラックとしての輪郭は残しつつ、出汁のまろやかな旨味を重ねることで、ドライブ中の疲れを程よく癒やしてくれる、すっきりとしたスープに仕上がっている。
よくあるSAメニューのラーメンと異なり、調味料ベースの手軽な味付けに留まることなく、当SAは「ホテルニューオータニ高岡」の確かな調理技術と品質管理のもとで提供されている。
スープのある程度のコクはSAメニューとしては上々に仕上がっている。
トッピングについては、さすがにトップ専門店のそれとは違い、それなり感。
スープの味加減は食す時間帯によって印象が変わるのが長時間営業店の宿命。たまたま良い時に実食すめことができた。
★白えび天ぷらだし茶漬けミニそばセット
妻の選択メニュー。「じわめし」というネーミングが気に入ったらしい。白えびの天ぷらとのどぐろふりかけがトッピング。




「じわめし」は、富山の豊かな自然が育んだ地域食材の旨味がじわじわと引き立つおもてなしメニューに冠される。
富山湾の宝石と謳われる「白えび」を使用した天ぷらとだし茶漬けと、ミニそばがセットになった一膳。
現地の本格的な専門店や割烹で供される白えび料理は、職人が手間暇をかけて一尾ずつ殻を剥いた刺身や、薄衣で上品に揚げられたサクサクの天ぷらが主役となり、白えびそのものの繊細な甘みや高貴な香りをじっくり堪能することに特化している。
一方、当SAで提供されるお茶漬けスタイルは、カジュアルなフードコートという限られた時間の中で、白えびの魅力を引き出すための非常にスマートなアプローチという印象。
ご飯の上には、からりと揚がった白えびの天ぷらと、のどぐろの旨味を閉じ込めた(かのごとく)特製ふりかけが乗り、ここへ和風出汁を注ぐ仕様となっている。
出汁が注がれることで、白えびの甘みと天ぷらの衣のコクが出汁へとじんわり溶け出し、のどぐろふりかけの香ばしい風味と一体になるような想定。
この「出汁を吸った衣と白えびの旨味」が組み合わさった味わいは、さらさらと流し込みやすく、移動中の食事として非常に優れている。
ミニそばに添えられた北陸ならではの赤巻かまぼこも含め、運営者の意識がSAレべルの食事ではないことを示している。
ホテルブランドならではのこだわりが息づいている(ような雰囲気)。
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