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・愛知県の外食企業が運営。開店記念で大間産生本まぐろセット、その他北海道ならではのネタ堪能。赤酢飯。「札幌魚河岸57番」と「札幌魚河岸五十七番寿し」の違い,ギンポ(銀宝),生にしん,八角,生ウニ。
「札幌魚河岸57番」と「札幌魚河岸五十七番」の違いを確認しようとしたが、思わぬサプライズがあった。

いきいき寿司を選択した理由
今回の私的注目飲食店は「いきいき寿司」「北京本店」「安萬」「三河山水亭」。次いで「矢場とん」「麺屋陽光」「暴れん坊チキン」「ダカフェ」「パンのトラ」といったところか。
特に北京本店は新三商事による出店なので直営店との違いを確認したい。
そうはいっても当方は小食。せいぜい2食までが限界。
遅い昼飯と早い夕食の二回に分けて実食し、最初の遅い昼食を軽めにすることに。
また、“本家”の千歳空港にある「札幌魚河岸五十七番」があまりにも人気店になったため、最近は新千歳空港訪れる度に実食し損なっているという事情もある。
いきいき寿司の特徴
北海道のネタと赤酢のシャリ。
本年当初に食した「銀座おのでら」ほどの飯色ではなく、ほんのり赤い。北海道ネタの味を損ねないような配慮がある。
↓ 当店の赤酢シャリ

↓ 銀座おのでら名古屋店の赤酢シャリ(天然クエと本まぐろ赤身)


当店は外食産業である㈱共和フーズの運営店。愛知県内にまぐろや石亭、一心、もりもり寿司、まる辰、漁船丸、海鮮丼大幸魚類を出店しているので馴染みもある。
同社の「いきいき寿司」ブランドは他にららぽーと海老名店、三井アウトレットパークマリンピア神戸店、りんくうプレミアムアウトレットにも出店。
新千歳空港の店とは運営会社が違う
ちなみに新千歳空港国内線ターミナルビル2Fに出店している「札幌魚河岸五十七番寿し」は札幌市中央卸売市場水産仲卸である札幌シーフーズの店で、北海道以外では東京駅八重洲北口グランスタ八重北地下一階黒塀横丁内に札幌魚河岸五十七番寿し東京駅店を出店しているだけ。
おそらく、当店は共和フーズが「新千歳空港札幌魚河岸57番」のネーミングライセンスを取得し、仕入れも札幌シーフーズを通じて札幌市場から調達しているではと推測(私的推測です。念のため)。
それじゃあやっぱり新千歳空港の寿司とは違うのかということで、さっそく実食してみることに。
サプライズで「大間産天然本まぐろセット」
なんと本まぐろセット3貫(赤身・中トロ・大トロ)がレギュラー価格1080円で提供されるという。
大間産といっても以前のような「大間沖漁獲」だけではなく漁獲範囲が広がったり、かっての一本釣りだけでなく延縄漁法も含まれることもあるが、素人にとってはやはり嬉しい。
なんといっても「大間漁港で本まぐろを食す」という謳い文句のツアーに参加したらなんと産地不明の解凍本マグロだったという体験もしている。
▢大間産本マグロ新基準(大間漁業協同組合)
・大間港に水揚げされ大間漁業協同組合が荷受けされたまぐろ
(以前は“大間沖で漁獲”という基準があった)
今年初めに「銀座おのでら名古屋店」で築地一番マグロの2億700万円の本まぐろを実食して以来の大間産。おのでらのマグロは熟成して味をさらに濃厚に仕上げているが、当店の大間産本マグロは“そのまんま”の本マグロ。
嬉しいなあ。



今回は3貫で1,080円だが、築地一番マグロの原価というか落札価格からの1貫あたりの価格は約3万円とおのでらで教えてもらった(支払いはセット価格12,650円)。



味は良い。でもネタは回転寿司のようなシンプルスタイル。
新千歳空港の札幌魚河岸五十七番はもう少し飾り包丁の“ワザ”が入ったネタだったので、このあたりも相違点か。

数量限定ということでいつまで提供されるかわからなかったので、おかわりをしたいと思ったものの、別店での実食も控えていたので断念。
メニューから北海道ネタを選択



久々の北海道ネタなので嬉しい。昨年の登別以来か。
先行オープン初日ということもあり、新鮮なネタが多く、なかなか生でいただけない魚種や本州では食す機会の少ない銀宝(ギンポウ)もあったりと「原材料主義」を標榜する私としては嬉しい限り。
食した中では、ギンポ(銀宝)、八角(ハッカク)が別格の味。


生にしんとホッケはまあまあかなと思うが、生で食す機会が少ないので比較がしにくい。


生ウニは美味しいが小ぶりなのが残念。産地を聞いたら「北海道」。さらに「北海道のどこ?」と聞いたら「羅臼のあたり」。おもわず(苦笑)。道南(函館)だったら信用したが、羅臼は冬の産地なので・・・・。
炙りキンキは釣り物と思われるがこちらの味も良い



当店(札幌魚河岸57番)と新千歳空港の「札幌魚河岸五十七番」との違い
まずは前述の通り、ネタの飾り包丁などの技の違い。
シャリの使い分けについては、白身は白酢で赤身は赤酢などシャリの使い分けをするのが「札幌魚河岸五十七番」ながらも、白シャリについては未確認というか、本マグロの赤酢のみ確認して、後のネタは見るのを忘れていた。
細かいところでは、当店は卓上に醤油が置かれていること。
「札幌魚河岸五十七番」では醤油を客に使わせなくてもすむようにあらかじめ刷毛で適量の醤油が塗られた寿司を提供していたと記憶している。


いろいろな違いはあるので、当店で実食することが「札幌魚河岸五十七番(新千歳空港と東京黒壁横丁)」と同じなのかの判断は食す側の食体験に依ると思われる。
当店はあくまでも少々支払い価格が多めの回らない廻転鮨といった位置付けでしょうか。
今回は開店初日だったのでネタが鮮度良好でした。日々の営業の中でどうやって今回のような新鮮さを維持できるのかが課題でしょうか。
●札幌魚河岸57番いきいき寿司 三井アウトレットパーク 岡崎店
愛知県岡崎市舞木町字金森200
三井アウトレットパーク 岡崎 1階
℡0564-64-7790
営業時間 11:00〜21:00(LO 20:15)






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