★食べログ記事をアップしました↓
・秋田と岩手の県境。地採り山菜の天ぷら付き稲庭うどん定食実食記。栗駒山荘「展望レストランくりこま」。売店で沢もだし,温泉分析書成分比較。残雪の鳥海山を遠望
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冬の東北秘湯温泉ツアー(東北秘湯4日間で復路欠航顛末記,秋田空港の冬の欠航率が高い件,不老ふ死温泉,新玉川温泉,乳頭温泉鶴の湯,酸ヶ湯温泉,谷地温泉,田沢湖,)が劇的だったので、今回はオーソドックスに東北の温泉を、できれば個人旅行ではなかなか訪れることができない温泉に入浴したいと思って秘湯巡りツアーに参加した。
まずは秋田県と岩手県の境にある2つの温泉。


須川温泉栗駒山荘(秋田県)と須川高原温泉(岩手県)
直線距離にして100m程度の近さながら、方や秋田県で、一方は岩手県。
標高1,100m~1,200mに位置する温泉地、雪深いこともあり冬は休業する。
両温泉には共通項があり、いずれも同一源泉からの引湯。
源泉地は岩手県側の須川高原温泉から少し登山道を登った場所にある。
↓ 大日岩周辺に引湯地(源泉湧出集約場)がある。栗駒山荘側より望遠レンズで撮影(大三元200mm×1.4倍コンバーター×クロップ撮影)。写真下側の赤い屋根は須川高原温泉。

温泉水が緑色に見える理由と「明礬緑礬泉」ではない理由。
源泉地は須川高原温泉の宿の上方にある。
自然湧出した毎分6000リットルの豊富なお湯は二軒の宿にハイプで引湯される。
残った源泉は湯川なって須川高原温泉横を流れている。
湯川の底の緑色は群馬県草津温泉や北海道登別温泉などの熱酸性環境に生息する藻類が当地でも生息し、緑色バイオマットを構成している。
これは単細胞性微細藻類で生物種はCyanidialesまたはGaldierialesに属する単細胞紅藻。(2024年日本地理学会秋季学術大会「岩手県須川温泉における温泉藻について尾花 拓海, 小寺 浩二[法政大学]より)。
時折、湯川のバイオマットの緑と混同して「お湯が緑色」と紹介する人もいたりして大変、興味深い。
源泉は透明っぽい薄緑色で、これが引湯途中や浴槽に注がれて酸化すると色が濃くなる。さらに入浴客の汚れ(0.5g/人)が混じって浴槽に滞留する。老化(エージング)した湯が濁って「わ~濁り湯~♡」と喜んでいた頃が懐かしい。
↓ 源泉の薄緑色(左側画像)と湯川のバイオマットの緑色(中・右側画像)(参考画像)



こちらからパイプで各宿へ引湯(参考画像)


源泉湧出地から距離的に近い岩手側の須川高原温泉に優位性があると思われるが、実際に入浴するとさほどの差は感じない。
また、酸性緑礬泉(りょくばんせん)は2024年6月に登別の第一滝本館で入浴したが、源泉の違う4つの浴槽でも泉質名は同じなのに湯色がさまざまで、緑色にならない浴槽もあったりする。
源泉が湧出した時には酸化前で薄い緑色に見える時があり、これに遭遇したらかなりラッキーな状態。
浴槽に注ぎ込まれた後の緑色は光の「レイリー錯乱」も影響しているのかもと勝手に思っている。
本当の緑色の湯は、今回の秘湯ツアーで入浴した国見温泉の湯がバスクリン的な緑色でした。
↓ 国見温泉 森山荘(岩手県雫石町)
(宿の許可を受けた上、第三者立ち合いの元、撮影しています)
泉質名 含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉 PH値6.8




尚、アルミニウム成分が基準値未満なのに明礬緑礬泉という旧の療養泉表示で、現在の温泉表示からすると誤った情報?もがあるが、この件については記事中央付近の「須川温泉の温泉分析表比較」で記しています。
冒頭の目次からジャンプするか、このまま読み進めるかしていただければと思います。
栗駒山荘(秋田県)
温泉入浴の目的で旅行しているので、求めるのは泉質と温泉運用のこだわりながらも、この地は格別の景色がある。
栗駒山荘の露天風呂からはブナの原生林が茂る「野鳥の森」、前には「イワカガミ湿原」、そして前方奥には残雪残る「鳥海山」。
栗駒山荘(秋田県)の露天風呂から眺める景色は全国の露天風呂景観の中でも最上位に位置すると思われる。


↓ 栗駒山山荘の休憩所から窓越しの鳥海山。望遠レンズ(大三元200m×1.4倍コンバーター×1.5倍クロップ)だとしっかり確認できる。


残念ながら「浴槽内撮影禁止」及び「男女共に撮影機器の持ち込み即、盗撮疑い」というご時世なので、温泉浴槽画像は宿HPからの転載です。


こちら宿公式ホームページより転載 ↓ 参考画像






入浴時の温泉こそ念願の緑色ではないものの、還元力を感じるパワー温泉。
大腸菌その他の雑菌の生存を許さないp.H.2.0のほぼ強酸性のお湯を源泉掛け流し。
(p.Hは大文字・小文字の使い分けに注意。尚、現在は“ペーハー”とは読みません。“ピーエイチ・ピーエッチ”です)
源泉湧出量が6,000ℓ/kgという豊富な源泉を惜しみもなく湯槽に注ぎ、かけ流す。
単一源泉湧出量推定日本一の玉川温泉大噴源泉は7,000ℓ/分なので、それに次ぐと言われるが、玉川温泉の大噴から宿までの湯川と比較して少々、規模が違うというか・・・。
↓ 玉川温泉大噴源泉からの湯川(2023年5月撮影)







遠く鳥海山を眺めながら新鮮な空気と鮮度の良い温泉(湯槽容積に対する投入量と少ない入浴客数でかけ湯など衛生マナーを守る客ばかり)に入る。
お肌ピリピリは上がってから実感。
玉川温泉のp.H.1.13(2023年温泉分析書確認時)程ではなく、且つ肌に優しいのは温泉成分の違いがあるため。玉川温泉は塩酸系で草津や当温泉は硫酸系と言われるが、入浴すると肌への刺激度が半端ないのは玉川温泉。当温泉は大腸菌やその他雑菌の存在を即座に許さないという程の酸度ではないがそれでもp.H.2.1はほぼ強酸性。
温泉については記事下方に記したのでここではこのあたりで。
栗駒山荘の周辺景色。
5月連休明け。標高1,100mは新緑前でタムシバと山桜、そして残雪。










↓ 今回は初夏(2023年5月)に訪れているので残雪の鳥海山が素晴らしい。

まさしく別天地。
↓ 蕗の薹(フキノトウ)と筑紫(つくし)に残雪。雪溜まりの下にトンネル。栗駒山荘前。秋田県と岩手県境。






栗駒山荘の内部







売店で地採れの山菜が販売されていた。










沢もたし(もだし)
その中から「沢もたし(もだし)」を購入した。
その後、2024年10月の岩手県和賀郡の道の駅錦秋湖で生の「さわもだし茸」を見たり、実食したが、前年(2023年須川)にすでに実食していたことをすっかり忘れていた(^ー^)。



↓ 2024年10月撮影の「もだし茸」(岩手でのナラタケ類の呼び名)。道の駅錦秋湖(岩手県)で販売、実食した「もだし茸」↓



★購入商品
・ハチ公ラーメン,いぶりがっこラーメン,秋田のばっけ,須川温泉コップのフチ子,栗駒山荘温泉タオル,







旅行中にお土産品栓抜きでビールの栓を抜いたら1回で折れた(T△T)。



栗駒山荘の食事処「展望レストランくりこま」で昼食。

蕎麦と稲庭うどんやその他定食メニューもある。



せっかくなので稲庭うどんメニューを選択。
初夏なので冷メニューということで、天ざるうどん1,700円を選択。



稲庭うどんは田沢湖のレストランでも実食しているが、当店の場合は天ぷら盛り合わせが秀逸。
初夏ということで、山菜メインで盛り合わせ。
思わず「ウッヒョ~」となる。


稲庭うどんと地採れの山菜。シドケ、山ウド等々。エビの揚げ方も上品。
いつも言うように「(鮮度良好な山菜は)ここまで来ないといただけない逸品」。
遠いけど、意外と近く見える鳥海山の残雪を眺めながらの入浴と昼食。
贅沢な時間を過ごすことができた。感謝です。
●須川温泉栗駒山荘(秋田県)
秋田県雄勝郡東成瀬村椿川字仁郷山国有林(栗駒国定公園内)
℡0182-47-5111
◇出店地付近の地図
●須川温泉の温泉分析表比較
当温泉は「全国的に珍しい明礬緑礬泉」という古くから伝わる泉質名で知られる。
現在もそういった表示が残っていたり、転記した記事をみかけることがある。
旧泉質名である「明礬泉」は硫酸塩泉の一種で“礬(バン)”はアルミニウムのこと。
明礬泉単独の場合は少なく、含鉄の緑礬泉(りょくばんせん)と合わせて「明礬緑礬泉」となる。
含明礬・緑礬泉という旧泉質を現代の泉質名に翻訳すると「アルミニウム・鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉」または「含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩泉」ということになるが、当温泉の場合、アルミニウムが旧療養泉基準値の100mg未満(38.5mg)の上、2014年(平成26年)の鉱泉分析法改訂で「アルミニウムイオン」と「銅イオン」は療養泉から除外されている。(かわりにヨウ化物イオン10mg以上が加えられた)
アルミニウムが療養泉基準に含まれていた時代は明礬緑礬泉という旧泉質名で表示されていたが、当時の療養泉基準値超えしていたかどうかはともかく、アルミニウムは須川高原温泉が28.7mg(2015年・平成27年)で、旧明礬泉基準の100mgを下回っている。その前の分析書(2005年・平成17年)のアルミニウムは58.9mgで、旧明礬泉基準値に届いていない。しかもアルミニウム成分は減衰している。
尚、含鉄の緑礬泉の方は総鉄イオン(二価鉄+三価鉄)計が28.9mg(2015年・平成27年)で療養泉基準値の20mgを超えていて、現在の泉質表示でも泉質名に「含鉄」(ふくむてつ・がんてつ)と表示可能。
ちなみに須川高原の温泉分析書は「三価鉄イオン(Fe3+)」の成分数値が多く記されている。湧出時からの時間経過で「Fe2+」が酸化されて老化した状態が「三価鉄イオン(Fe3+)」。
対して隣設の栗駒山荘では「Fe2+」成分のみで数値が記されている。
鮮度が良く、成分の効果がより期待できるのは「Fe2+」なので、温泉分析書からは栗駒山荘の方が印象が良くなる。ちょっともったいない。
そういったことを鑑み、温泉分析表から当温泉の成分を過去からの推移や同じ源泉を利用する隣設同士の栗駒山荘(秋田県)と須川高原温泉(岩手県)を比較してみた。
栗駒山荘の温泉分析書 新旧比較
栗駒山荘(秋田県)は2022年と2007年の温泉分析表を確認することができた。ホームページで最新バージョンの温泉分析書(10年以内)を公開していることは「この施設は信用に値する」という証明のひとつ。
ただ、「10年以内に温泉成分再分析とその結果に基づく内容の掲示(温泉法)」ということで10年間隔で分析されているのが通例。2007年から15年経過後の2022年という事情はスルー。
↓ 2022年7月28日付の温泉分析表



温泉分析表は源泉湧出地の温泉を分析しているが、自然のものなのでいつも同じような成分が湧出しているわけでもない上に、分析機関の技術力に依っても数値がバラつくことがある。
栗駒山荘の2022年の温泉分析書と15年前の2007年を比較してみた。(下図赤枠部分)

↓ 上記分析比較表を陽イオンと陰イオンに分割して比較しやすくしました


温泉が濃いか薄いかは“溶存物質(ガス以外)”の数値を確認。
2022年分析は2,829mg/kgで、療養泉基準値の約2.8倍ながら、高張性温泉の10,000mg/kgからすると薄い成分という数値になる。それでも周辺の温泉地と比較すると、成分は濃い系。
2007年の分析でも溶存成分は2,848mg/kgなのでさほど変化はない。
ところが、同じ源泉を使っている岩手県側の須川高原温泉の2015年温泉分析書は溶存物質が1,981mg/kg(2005年は2,478mg/kg)と差がある。
源泉からの距離で言えば須川高原温泉の方が近いにも関わらず、この数値差は大変興味深い。
栗駒山荘の成分についてさらに記しておきたい。
地表に現れた地下水は25℃以上あるか、もしくは温泉基準値以上の成分があれば「温泉」となり、さらに療養泉基準を超える、例えば、温度25℃以上、または溶存成分が1,000mg/kg以上、さらに総鉄イオン、水素イオン,よう化イオン,総硫黄,ラドン等が療養泉基準値以上あれば温泉に泉質名がつく。
栗駒山荘の温泉分析表を見ると、2022年と2007年では泉質名が異なる。
2022年は“酸性・含鉄(Ⅱ)・含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)”であり、対して2007年は“酸性・含硫黄・含鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型”。
違いはカルシウムで、2007年当時はミリバルで20.61%だったが、2022年は同14.31%に減少し、泉質名未表示となるミリバル20%未満となってしまったのが原因。
ミリバル20%以上が泉質名として表示するということで、須川高原温泉の温泉分析表示ではミリバル(%)表示が割愛されているのは非常に困る(ˇ_ˇ)。
時々みかけるが、暗算が苦手なので是非ともミリバル(%)まで表示していただきたい。
↓ 須川高原温泉 平成27年(左側)、平成17年(右側)。ミリバル(%)が表示されていない。


※ミリバル(%)計算式
ミリバル(mval)は温泉の溶液1㎏中に溶存するイオンの濃度を表す単位。
陽イオン・陰イオンのミリバル値が陽イオンや陰イオンの各ミリバルの合計値の割合がミリバル%。
ミリバル=((成分量mg/kg)÷(原子量or式量))×原子価で計算されるが、簡単にすると
・ミリバル=分量÷原子量or分子量×原子価(イオン価数)
これを暗算で計算する簡単な方法があるが、それでもパパッと計算できない(#^.^#)。
よって、ミリバル(%)は泉質名表示だけでなく、“隠れ有効成分”の発見にも役立つので、繰り返しになるが、施設にはミリバル(%)までの表示をお願いしたい。
(温泉分析書の全容表示については法的な表示義務はない。表示義務は温泉名・泉質・温度・成分・成分の分析年月日・登録分析機関の名称や登録番号・浴用や飲用の禁忌症・方法や注意。そして温泉の運用方法「加水・加温・循環ろ過・消毒・入浴剤」についても表記義務。“効能”という表現はNG表示。尚、適応症表示は義務ではない)
<参考>
温泉利用施設における掲示項目が追加されました(環境省2005年3月)
<参考>
・温泉表示に関しての注意点。日本旅行業協会2005年8月)
細かいことが苦手な人向けに一覧表を作成した。
セルの赤の塗りつぶし部分が療養泉基準値超えで、セルの濃い黄色部分は温泉基準値超えと一目で温泉の特徴がわかるようにしてみた。
ご参考まで。

こうやって分析年別に一覧表にすると、同じ源泉でも数値がぶれるというのがわかって面白い。
●須川高原温泉
岩手県一関市厳美町祭畤山国有林46林班ト
℡0191-23-9337(受付時間8時~20時)
チェックイン16:00~/チェックアウト~10:00




温泉(撮影禁止である上、撮影機材持ち込みでも盗撮嫌疑という昨今の事情から画像はHPより拝借)




当温泉の象徴である「大日岩」。2008年に発生した地震の影響で岩の頭部左側が崩れ、露天風呂を破壊。
↓ 左側画像が頭部崩壊の大日岩で右側が崩壊前の大日岩(参考画像)


須川高原温泉(岩手県)の温泉分析表 新旧比較表
温泉分析書は10年置きの更新が義務付けられている。直近が2015年なので2025年には更新されると思われる。
2015年の温泉分析書を見ると、泉質名が付く療養泉基準値を超えているのは「温度50.5℃(療養泉基準値25℃以上)」、「溶存成分(ガス以外)1,981mg(療養泉基準値1,000mg)」、「水素イオン6.4mg(療養泉基準値1mg)」、「総鉄イオン28.9mg(療養泉基準値20mg)」、「総硫黄8.8mg(療養泉基準値2mg)」。
療養泉基準値超えの成分以外で、温泉基準値を超えているのは「フッ素イオン2.5mg(温泉基準値2mg)」、「メタケイ酸236mg(温泉基準値50mg)」、「メタホウ酸14.5mg(温泉基準値5mg)」、「遊離二酸化炭素692.9mg(温泉基準値250mg,療養泉基準値1,000mg)」。
当温泉の成分特徴としては、水素イオン6.4mgで、p.H.(ペーハーではなく、現在はピーエッチと読む)2.2という酸性泉であり、鉄分豊富で硫黄も8.8mgということで、溶存物質の総量に比して、特殊成分の成分濃いめの温泉。
これが宿から近い源泉地から湧出されるということもあり、足元湧出とまではいかないが引湯距離の短い鮮度の良い温泉が期待できる。
前述の鉄分のように、温泉は湧出後、酸化されて成分が変化したり、減衰したりした後に安定化する。
これは老化(エージング)と呼ばれて、源泉の投入量が少ないと浴槽に還元力の失せた湯が溜まり、さらに不届きな入浴客(体を洗う前に浴槽に入ってくる、かけ湯さえしない、タオルを浴槽に入れる)によってお湯がさらに汚れる。一説によると一人当たり0.5gの汚れを浴槽に落とすと言われている。
これの対策としては、次々と新しい、新鮮な、還元力のある源泉をできるだけ大量に投入するしかない。
大量に投入できない場合は浴槽を狭くして入浴客数を制限するしかないわけだが、冒頭で述べた通り、須川温泉の湧出量は6,000ml/分であり、二つの宿の浴槽を源泉かけ流しで運用するには十分な量。
(これも一説によるが、源泉かけ流し運用には入浴客当たり1ℓ/分程度は必要と言われている)

天然蒸気ふかし湯おいらん風呂
宿から数分、登山道を登ると「天然蒸気ふかし湯おいらん風呂」という小屋がある。(参考画像)




リニューアル後は横たわる場所間に仕切りがついて気軽に利用できるようになった。蒸気口からの湯気にあたるだけで、汗がじわっと出てくる。
印象としては岩盤浴的だが、長野県安曇野の中房温泉よりも地下からの蒸し感が強く、より気持ち良い印象。
↓ 中房温泉 地熱浴場(すのこの間から温泉蒸気が出ている)



宿の売店でふかし湯グッズを購入するとより快適になる。
当温泉に来たら絶対に訪れたいと思っていた歴史的温泉施設だが、施設が歴史的というよりも、「天然蒸気ふかし湯」という入浴(蒸気)方法が歴史的という意味。
「おいらん風呂」は「湯あみで硫黄臭がつくのを嫌がったおいらんが蒸し風呂を好んだところからついたというのが通説」と紹介されている。
◇須川温泉周辺の紅葉景色(参考画像)






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