足元湧出温泉とは、源泉が地上に沸く場所に浴槽を造った温泉。空気に触れないので酸化されていないだけでなく、湧出後ただちに拡散して無くなってしまう二酸化炭素(炭酸泉)や温めたり循環すると消えてしまう放射能泉のアルファ線も堪能できます。入浴ベスト5選出(2025年7月時点)。「ぷくぷく自噴泉全国マップ(自家版)」も紹介

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足元湧出温泉、私も好きです。

全国版「足元湧出温泉地図」を作成して毎月温泉研究に励んでいます(研究といっても温泉分析書のデータ比較程度であとは入浴体験するだけ)。


足元湧出泉は温泉で1番大事な活性力が期待できる。

温泉の活性力とは↓「生きている温泉とは何か
(amazonの本のページにリンクされています)

 でも実際に訪れると足元以外に湯槽上から空気に触れた別湯がドバドバ注がれたり(法師)、ぷくぷくが湯槽の大きさに比してあまりにも少なくてどの程度足元から湧出しているのかわからなかったり(泡の湯)、当日最初の入浴は水道で湯温調整しないと熱くて入れなかったり川水の混入不安とか(つぼ湯)といった不納得感を感じることがあります。

それでも遠方からの引湯貯湯されて酸化された源泉や、薄めてかけ流しとかよりははるかにマシ。

私の実入浴推薦ベスト5は、

1. 適温でやや温めの足元湧出「夏油温泉元湯夏油の疝気の湯(大湯の隣浴槽(岩手)

2. 雲上露天でプクプク感バッチリ藤七温泉 彩雲荘(岩手)

3. 超貴重足元湧出含放射能泉増富温泉 不老閣天然岩風呂

↓ 全国の放射能泉同様に、“最強”増冨温泉不老閣天然岩風呂でさえ、現在はラドン濃度は療養泉基準値ギリギリまで低下。アルファ線(自己機器で計測)も数値が低い状況です。早々の温泉行をお勧めします。
岩風呂の温泉分析書(令和3年12月21日分析)のデータより↓
溶存物質計10,045mg/kg
ラドン(Rn)114㏃/kg,30.8×10-10Ci,8.6マッヘ単位)

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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