【リニューアル情報追記】豪雪の谷地温泉(青森県十和田市)足元湧出泉入浴記。最新温泉分析書では下の湯が硫黄泉から単純温泉に!!。男湯・女湯から「一の湯、二の湯」に。日帰入浴時間変更。源氏の間。温泉分析書新旧解説。猫とテン。ガンバレ秘湯の宿。

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目次

八甲田雪中行軍(バスだけど)

↓ 谷地温泉の看板猫と夜の訪問者テン(ホンドテン)

酸ヶ湯温泉の前に“日本三大秘湯”とかの「谷地温泉」に日帰り入浴している。2023年1月だったので3年前。


厳冬期に当温泉へ入るには、路線の通行止め等、いろいろな天候による規制が加わる。
↓ 雪中行軍遭難記念像 (歩兵第五聯隊第二大隊遭難記念碑)

↓ 2026年1月某日の周辺の道路状況図

 当日は青森市からはぐるりと大回りするルート、雪中行軍碑がある「青森田代十和田線(県道40号線)」から国道349号線へ入り、さらに国道103号線交差点付近から谷地温泉への小道に入ると谷地温泉の建物が雪にすっぽりと覆われている姿が見えてきた。

 ここは酸ヶ湯以上の積雪があると聞いていたが、本当だなと。地元の方から聞いた話では「酸ヶ湯よりも豪雪地帯」ということらしい。

↓雪のない時期(谷地温泉HPより)

施設HPによると瀬戸内寂聴氏が源氏物語9巻早蕨宿木東屋を執筆した“源氏の間”(東館107号室)があるらしいが未確認。

 谷地温泉には男女それぞれ、ぬる湯の「下の湯」熱湯の「上の湯」がある。(2025年分析書では源泉温度が変っているので“ぬる湯・熱湯”の区別はそぐわない)
人気の足元湧出泉男性浴場の下の湯(男湯のぬる湯、現 一の湯)で、宿泊者であれば女性客も男女入替時間(17:30~20:30)の間に男性下の湯(現 一の湯)に入浴できるが、日帰り入浴時間帯は男性しか足元湧出泉を味わえない。ホテルのホームページできちんとこのことを紹介している。(ひっそりと)
秘湯ツアーのパンフにはこのことが紹介されておらず、尚且つ、女性入浴客は皆さんこのこと「日帰り入浴時間帯の女湯(現 二の湯)は足元湧出泉ではない(2023年1月入浴時)」を知らない。
喜んでいる女性陣に「実は・・」とも言いにくい。そもそもお1人様ツアーなので他人様に余計なコトを教えるのは躊躇われる。また、足元湧出泉の価値を理解されているかも不明だし。
黙っていたがツアーガイドの方にはそっとお伝えした。ちょっと驚いておりました。

↓ 画像は谷地温泉公式ページより。更衣室や浴場に撮影機器を持ち込むのは盗撮疑義をかけられるリスクがあるので浴場の撮影は控えています。施設の撮影許可を受けていても昨今はなかなか世間の目も厳しい・・・・。


 今回、男性陣は下の湯(現 一の湯)で足元湧出浴槽を堪能・・・・でもプクプクと湧き出ていない。どこから湧出しているのか探したが見つからなかった。私が探していると同行ツアーの方も探し出す。結局、見つからなかった。
フロントで聞いてみると「ジワジワと沸いている」ということでした。どこから沸いているのか不明のまま。日により強弱があるようですね。自然のモノなのでこれはいたしかたない。
ちなみに男性下の湯の浴槽横にある飲泉場(飲泉許可証は確認できませんでしたが)の蓋をあけるとプクプクしてました。

↓ 下の湯飲泉場(飲泉許可証は未確認)

 男性下の湯には地下のうたせ湯があって秘湯感を味わえます。手すりがあるものの、ビビリながら階段を降りる。下に降りる時にうたせ湯の配湯ルートを確認すると・・・。打たれるのはちょっとやめときました。(2026年現在は入浴不可)

温泉分析書(2025年,2015年,2005年データ比較)

上の湯(谷地温泉1号泉)2025年データ

泉質 単純硫黄温泉(低張性弱酸性低温泉)
効能(谷地温泉HP表示ママ)
 神経痛・不眠症・アトピー性皮膚炎・慢性疾患など
泉温 37度
ph(ピーエイチ,旧名ペーハー)4.6
溶存成分計(成分総計ではない) 647mg

泉質名に“硫黄泉”とつくには総硫黄成分が2mg以上必要。2005年は13mgだった総硫黄成分が2015年には2.7mgに激減したものの、2025年もなんとか2.7mgで、無事、“硫黄泉”を名乗れる。
それでも、成分薄目(1000mg未満)の温泉に13mgの総硫黄成分は素晴らしくガツンとしたお湯だったでしょうね。松川温泉峡雲荘のような。
また、お肌に嬉しい“メタケイ酸”が2015年は66.6mgで温泉基準値(50mg)を超えていたが2025年の分析書では32.4mgとなり、温泉基準値に満たなくなったのは残念。

温泉基準値超え

泉温(基準値25℃)→37℃
総硫黄(基準値1mg)→2.7mg

療養泉基準値超え(泉質名がつく)

泉温(基準値25℃)→37℃
総硫黄(基準値2mg)→2.7mg

※【総硫黄の計算式】※3成分の単純合計ではない
 総硫黄=(H2S×0.941)+(HS-×0.971)+(S2O32-×0.571)
 H2S 遊離硫化水素,HS- 硫化水素イオン,S2O32-チオ硫酸イオン,

下の湯(谷地温泉2号泉)

 足下から湧き出る39.5℃の温めの温泉だったが泉質も源泉温度も大幅に変わっている
泉質が「単純硫黄泉」だったが、2025年分析書では「単純温泉」に。
 2005年の分析書では単純硫黄温泉「硫化水素型」(低張性弱酸性温泉)で総硫黄成分は11.3mg。2025年の分析書では総硫黄成分が0.5mgで療養泉基準値の2mgどころか、温泉基準値の1mgを下回る。
入浴した2023年時は谷地1号泉の分析書は発見できたが、谷地2号泉の分析書が見当たらず。
温泉基準値や療養泉基準値の溶存成分計(成分総計ではないので要注意)も、2005年603mg、2015年636mgで2025年は302mgと半減している。
効能 神経痛・関節炎・疲労回復など
泉温  43.4℃(前回分析書では38度)

温泉基準値超え

・温度(基準値25℃)→43.4℃
・成分→基準値超え無し

療養泉基準値超え

・温度(基準値25℃)→43.4℃
・成分→基準値超え無し

  当温泉は温度のみ温泉基準値及び療養泉基準値超えで、溶存成分302mg(基準値1000mg)の成分が薄めの温泉です。
それでも“空気に触れていないフレッシュな源泉が浴槽内で沸きあがる”足元湧出泉ということで人気。
ターンオーバー(浴槽内の旧湯と新湯の入替にかかる時間)や還元系(源泉成分効果を期待できる)の活力を維持するための新湯投入量が気になる。

追記】リニューアル工事により男湯の地下のうたせ湯は使用できなくなりました。
また、男湯・女湯の表示が「一の湯(旧男湯)」「二の湯(旧女湯)」に変更になったようです。
入浴時間
一の湯(男湯)15時~17時、21時~9時
二の湯(女湯)15時~17時、21時~9時
入替時間
一の湯(女湯)17時30分~20時30分
二の湯(男湯)17時30分~20時30分

2026年1月29日確認時の日帰り入浴営業時間
日帰り温泉営業時間:10:00~15:00(最終受付14:30)
冬季期間の11月1日~4月末日は火・水・木曜日は休館
入浴料金:大人(中学生以上)800円 子供450円 幼児(未就学児)無料

[ご参考]部屋と料理(谷地温泉HPより)

部屋備品
 設備テレビ/金庫/お茶セット/バスタオル/タオル/浴衣
※お部屋にエアコンの設備は設置しておりません。
↓ 谷地温泉HPより

↓ 谷地温泉HPより

谷地温泉(やちおんせん)
青森県十和田市法量谷地1
℡0176-74-1181
チェックイン15:00
 (最終チェックイン:17:00)
 ※17時を過ぎるチェックインの際には施設までご連絡ください。
 (0176-74-1181)
チェックアウト10:00

↓ 2023年日帰り入浴

↓ 2023年入浴時のパンフ

↓ 2023年1月30日入浴&撮影

◆酸ヶ湯温泉入浴記に続く(2026/01/31アップ予定)

↓ 谷地温泉から酸ヶ湯温泉へ向かうルートが豪雪通行止めのピンチ

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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