★食べログ記事をアップしました↓
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久々の和歌山県白浜町。
最初に訪れたのは1980年代後半、梅の産地視察で、現在の県営名古屋空港からYS11で白浜空港へ。名古屋⇔白浜空港便は1988年に運航休止しているので、最初の白浜行は1988年以前ということになる。
飛行中、気流の影響なのか左右に揺れるので怖かった記憶だけは残っている。
YS11は双発ターボプロップエンジン方式の旅客機で2006年に運航終了している。
↓ 2017/12/22あいち航空ミュージアムで撮影

↓ 2016/09/10各務原航空宇宙博物館で撮影

直近の白浜行は2007年11月、2009年4月、2017年4月に訪れ、崎の湯、牟婁の湯、白良湯、長生湯に入浴。また、南方熊楠顕彰館(旧宅)や南方熊楠記念館、ナギサビール工場を訪れている。
↓ 2009/04/30南方熊楠顕彰館(田辺市)



↓ 2017/04/09南方熊楠記念館(白浜町)














今回は早朝、名古屋を出発し、新大阪駅で特急くろしおに乗り換えて一路「白浜駅」へ。
4月に神戸・有馬温泉へは在来線とバスを乗り継いで行った。
今回は新幹線と在来特急利用ながら、新幹線はひかり早割で特急くろしおはキャンペーン価格。最近、妻はこういった低価格個人旅行を趣味としていて、何かと安い価格設定の料金を探してくる。
白浜駅到着でまず驚いたのがアドベンチャーワールドへ向かうバスに並ぶ大行列。
恐るべしパンダの集客力。パンダが去ってしまった後の白浜町はどうなるんだろうかと心配になる。
私たち夫婦はアドペンチャーワールドへは翌日に訪れる予定なので、白浜温泉行のバスに乗車。
10数分で到着。白浜バスセンターで降りて、まずは腹ごしらえ。
私としてはとれとれ市場で海鮮でもいただくかと思っていたが、妻が「和歌山らーめんが食べたい」と言うので当店へ向かう。
今回は妻孝行の旅兼温泉研究旅行なので、できるだけ妻の要望に従うことにしている。
それにしてもパンダで混雑する白浜駅と違い、白浜温泉メインロードは日曜日なのに閑散としている。
●和歌山ラーメン和ん
和歌山県西牟婁郡白浜町1356-3 ホテル銀翠1F
℡0739-34-2700
営業時間
昼11:00~15:00
夜16:30~翌1:00(LO24:30)






店の入り口に驚く表示。
“あの”富田の水の湧出地よりさらに奥にあるという、富田川の支流の高瀬川の上流にある「瑠璃光薬師霊泉」を使うというから恐れ入る。
これは楽しみだということで店内へ。
(後述するが霊泉は白浜らーめんのみ使用※実食時聴き取り)

日曜日のピークタイムだというのに客は我々夫婦ともう一組。「混んでいたらどうしょう」と心配していたが、これだけ空いているとパンダがいなくなった後の白浜の行く末が心配になる。
まあ、海水浴シーズンが始まれば活気づくでしょう。
★和歌山味玉ラーメン 1050円。


税抜き価格の大きな表示と税込価格の小さな表示。なるほど、当店はそういうタイプ(税抜価格アピール)の店かと、ちょっと残念。
“極旨こだわりの味玉使用”という表示に惹かれて“味玉”を選択したが、この味玉は出来が宜しい。レギュラーとの価格差は100円。
妻が「一度、和歌山ラーメンを食べたかった」というので当メニューを注文したが、いつものようにシェアして食すと私の知っている和歌山ラーメンより少々、脂成分が少なく、食べやすいラーメンに仕上がっている。“車庫前”系か?
妻も「食べやすい」と喜んでいたので良しとする。
当方としては人生最初に食した和歌山ラーメンである井出商店のインパクトが強かったので、和歌山ラーメン=井出系という印象がある。
★白浜味玉ラーメン 1050円。


妻が“和歌山”選択なので当方は“白浜”を選択。味玉付き。
まず、スープが活きていることに感心。
魚本来の味がする。よほど鮮度の良いアラを使わないとこういった味は出ない。
魚粉を調味料として使う、いわゆる“魚介らーめん”とは一線を画す。
今まで、何回も魚介を使うラーメンを食したがここまで見事に“魚本来の味”を引き出したラーメンは初。
ただ、魚好きではない、あるいは漁師風アラ炊き料理に慣れていないとちょっと苦手に感じるかも知れない。
それでも、普段、生魚だけでなく魚介系の料理をあまり食すことのない妻にシェアしたが、「美味しいね」と言っていたことを付け加えておく。
高級料亭料理ではないので、ある程度の荒々しさを感じるスープの方が好みです。
☆店主からいろいろとお伺いしたことを以下に覚書として記す。
・限定の理由は鮮魚店から出される鯛のアラの量。鮮度にこだわるので原材料(鯛のアラ)がある程度まとまって手に入らないと白浜らーめんスープを製造することができない。
・白浜らーめんにはこだわりがあって、通常の和歌山らーめんには使っていない「瑠璃光薬師霊泉」を使っている。紀の国の名水50選に指定され、スーパーでも販売されている「富田の水」よりも希少価値がある湧き水。
大医王(薬師如来)堂より湧出し、伝承によると胃腸病・皮膚病に効果ありとされ、近在の方々にとっては古来より大切にされてきた湧水。
・この「鮮度の良い鯛のアラ」と「瑠璃光薬師霊泉」のスープに、数種の調味料を組み合わせた自家製の塩だれを使っているため、限定提供としている。
ご馳走様でした。
◇メニュー






◇和歌山らーめんに関する記事
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・2019/01/20麺屋ひしお本店(和歌山市)丸新本家,湯浅丹波黒豆生一本肉盛り醤油ラーメン
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・2019/01/31西国青岸渡寺⑩,那智大滝,那智大社10巡拝