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・湯治部に宿泊し旅館部の料理を食した理由。温泉分析書解説。凍み豆腐と凍り豆腐。棟方志功と鹿内仙人。熱の湯(足元湧出)と玉川温泉(秋田県)の浴槽湯の違い。
この記事の前に谷地温泉入浴記があります
お1人様東北秘湯ツアーに参加
酸ヶ湯公式HP画像より


八甲田連峰の西麓、標高約900m。
かっては効能を求める湯治客や登山客などが訪れる秘湯のような温泉地だったが、今は観光客も訪れるなど活況を博す。
とはいえ、冬に訪れるとなると、それなりの覚悟が必要。
今回は「冬に東北の秘湯を巡る」というツアーに参加した。基本、1人参加なので個人活動に没頭できる。
とはいえ、そこは冬。吹雪の不老不死温泉(青森)の露天風呂への徒歩往復や極寒の風呂上り着替えなど、我慢大会のような入浴体験もあり、乳頭温泉郷からの帰り道での雪崩遭遇、玉川温泉の冬季閉鎖、そしてとどめの秋田空港発便運航中止。

中でも、青森市から谷地温泉への移動、そして酸ヶ湯温泉への移動は通行止め区間による迂回遠回り。豪雪の中のバス移動時に車内から眺めた「雪中行軍遭難記念像 (歩兵第五聯隊第二大隊遭難記念碑)」は暖房車内なのに身が凍るような想い。


国民保養温泉第1号
酸ヶ湯温泉の開湯は1684年(伝)で、当初は「鹿の湯」、後に「酸ヶ湯」と名付けられる。
1954年(昭和29年)に四万温泉(群馬県)、奥日光湯元温泉(栃木県)とともに「国民保養温泉地第1号」に指定された。
国民保養温泉地は温泉の公共的利用増進のため、温泉利用の効果が十分期待され、かつ、健全な保養地として活用される温泉地を温泉法に基づき環境大臣が指定する。
国のお墨付き第一号の温泉という名誉ではあるが、泉質効果(×効能)もさることながら保養地としての総合的な環境が重視されての決定だと推測する。
「効能」ではなく「効果に期待」。湯治と療養相談室
温泉に効能を求めるのは古来より庶民の願望であるが、あくまでも「効果に期待」であって、効能を約束されているわけではない。ただし、ほとんどの施設は「効能」を謳う。効能表示は「神経痛に効く」と具体的に断定表示すればNG。でも療養泉成分によって「神経痛に適応」であればOKという目安みたいな決まりがある。ちなみに禁忌症(入浴不適合な症状)の表示義務はあるが、適応症の表示義務は無かったりする。
それでも、自然環境や温泉入浴による気分のリフレッシュは心身になんらかの効果が期待され、中でも療養泉は特定の症状の緩和に期待できる。
湯治目的ならば10日位(3日1廻りで3廻り)が湯治の日数の目安とされています。こちらの酸ヶ湯温泉には玉川温泉(秋田)のように湯治の相談を受け付ける療養相談室があり、看護師さんに相談しながら湯治することが可能。

温泉について
今回は1泊ながら、湯治棟に宿泊し旅館食をいただくという機会に恵まれた。10日は無理でも数日あれば療養効果はある程度期待できるが、1日で効果を求めるのは少々、無理がある。その場限りの肌の潤いやリフレッシュ感くらいだろうか。
ヒバ千人風呂(混浴、湯あみ着着用可)






↓ 酸ヶ湯温泉公式HPより

※更衣室・浴場の撮影は禁止であるだけでなく、撮影機器(スマホなど)の持ち込みだけでも盗撮疑義のリスクがあります。昨今は撮影許可を得た場合でも自身のサイトにアップすることを躊躇。当湯のように混浴浴場だと余計に注意が必要。
名物の総ヒバ造り、160畳もの広さを誇る混浴大浴場「ヒバ千人風呂」は「熱の湯(ねつのゆ)」「四分六分の湯(しぶろくぶのゆ)」を中心に、瀧湯(ゆたき)などがある。
ひとつの浴室に4つの異なる源泉が投入されている。(温泉分析書は玉の湯を含め3通掲示)



「熱湯(ねつのゆ)」は温泉温度のことではなく、体に感じる温まり具合を表現している。
逆に「四分六分」は熱湯よりも温泉温度が高いものの、温まり具合の持続は熱湯よりも短く4分または6分程度とされている。
男女が混浴といっても、ほとんどの女性は湯あみ着を着用して入浴。
湯あみ着は男女ともレンタルがある他、白い湯あみ着も販売されている。
時には「湯あみ着の日」すなわち、指定湯あみ着をつけないと入浴できないというイベント「湯あみ着の日」もあるらしい。施設としても混浴文化を維持するためにアレコレ工夫されていて、部屋にはアンケート用紙(スマホ回答も可)が用意されていた。

ヒバ千人風呂の中央に男女の境界「入浴区域標識」が示され、互いの交差を禁止している。時折、不届き者が女性に対してマナー違反行為をすることがあるというのが理由らしい。
昔の写真を見ると、男性はふんどし着用で、その理由をベテラン温泉学者に問うと「生殖器の精巣を守るため」と教えてくれた。
酸ヶ湯温泉の下帯着用の入浴姿。杏林大学書籍資料より。

混浴といっても浴室内は湯気で視界が悪く景色が見通せない。また、当方は近視・遠視のためほぼ入浴者を識別できないが、相手はそんなことはわからないので、できるだけ視線を逸らす。特に異性が浴槽に入る時と出る時は絶対に視界に入れてはいけない。それくらいの配慮は必要と思っています。
「千人」は広さ(160畳)を強調した表現で、当然、千人は無理。
柱のないヒバ千人風呂の浴槽は総ヒバ造りで、「熱の湯(ねつのゆ)」は浴槽の足元からお湯が沸いている、全国でも希少な「足元湧出泉」。源泉の泉質そのままで外気に触れていない新鮮な湯がポコポコと沸いている。これは嬉しい。特に旧名称「炭酸泉」の成分である遊離二酸化炭素が療養泉基準値の2倍以上含まれているので足元湧出の優位性を堪能できる。
ただし、どこの足元湧出泉でもほぼ同じだが、足元からプクプク沸く湧出泉だけでなく、上から浴槽へ注がれている施設がほとんど。入浴して現地現物確認した温泉では元湯夏油温泉の露天風呂の一つ「疝気の湯(混浴)」と藤七温泉彩雲荘、蔵王温泉 川原湯共同浴場などが純粋な足元湧出泉。
「足元湧出泉」表示と同様に「源泉かけ流し」と表示されていても、湧出量の少ない温泉施設によっては「源泉を貯湯槽に貯め置き」したり、「(温度を下げる目的ではない)加水して水増し」、そして許しがたい「オーバーフロー(浴槽の上から溢れた湯を流失)と見せかけて実は浴槽の中で循環湯を投入している(源泉新湯<循環湯)」演出等々。
「そんなことはどうでも良い。“あ~気持ちよかった”だけで良い」という温泉客以外はしっかりと施設の運営状況を確認することをお勧めすめする。
24時間入浴できるが、女性専用時間帯があり、朝は8時~9時、夜は20時~21時となっている。
また、それ以外にもお湯の入れ替えが定期的に実施されている。
たまたま宿泊した時にヒバ千人風呂の「熱の湯」のお湯が深夜に抜かれ、翌朝5時から入浴という機会に遭遇。
さっそく、早朝5時に浴槽へ行ったらまだ浴槽にお湯が溢れていない。数時間経過しているが源泉湧出量は多いものの、浴槽が巨大なので満ちるまで相応の時間がかかる。
そうなると心配なのが普段の入浴時の浴槽内の温泉成分の劣化や沈殿による成分減衰や消滅。
源泉かけ流し温泉の浴槽の理想的なターンオーバー(浴槽内の旧湯と新湯の入替)の時間は1時間と言われている。だとすると、数時間かかる千人風呂のターンオーバーは、洗い場がなく、かけ湯しての入浴(汚れの付着を落としきれない)や“千人風呂”と称すように多数の入浴客が入る浴槽内の衛生状況も気にする人にとっては心配の種となる。
もっとも、温泉のpHは1.5~1.7なので大腸菌やレジオネラ属菌は極めて短時間で死滅する。
もともと大浴場の温泉ではターンオーバー(浴槽内新湯入替)1時間以内は困難であり、温泉好きは小さな浴槽を嗜好する。
そういったマイナス面があっても、やはりヒバ千人風呂は魅力的。大好きな温泉です。
温泉分析書解説

酸ヶ湯温泉(熱の湯)温泉分析書より
源泉 酸ヶ湯温泉(熱の湯)
泉質
酸性・含硫黄・二酸化炭素・鉄(Ⅱ,Ⅲ)-アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
pH 1.7
分析日 2022/07/19
浴用の適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔疾、冷え性、
病後回復期、疲労回復、きりきず、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、虚弱児童、
慢性婦人病、糖尿病、高血圧症
浴用の禁忌症
急性疾患(発熱時)、活動性の結核・悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、
出血性疾患、高度貧血また泉質上、皮膚・粘膜の過敏な人(特に光線過敏症の人)、
高齢者の皮膚乾燥症
温泉基準値超え(温泉法による)
源泉温度(基準値25℃)→48.8℃
水素イオン(基準値1mg)→13.3mg
総鉄イオン(基準値10mg)→79.8mg
メタケイ酸(基準値50mg)→264.1mg
遊離二酸化炭素(基準値250mg)→2,246mg
総硫黄(基準値1mg)→4.0mg
溶存物質(基準値1000mg)→3,963mg
(総成分6,152mg)
療養泉基準値超え(鉱泉分析法指針による)
源泉温度(基準値25℃)→48.8℃
水素イオン(基準値1mg)→13.3mg 酸性泉
総鉄イオン(基準値20mg)→79.8mg 含鉄泉
遊離二酸化炭素(基準値1000mg)→2,246mg 二酸化炭素泉(旧名称:炭酸泉)
※1000mg以上じゃないと泉質名「炭酸泉」ではありません。(間違い多発AIも間違えているので要注意)
総硫黄(基準値1mg)→4.0mg 硫黄泉
溶存物質(基準値1000mg)→3,963mg
(総成分6,152mg)
温泉分析書の泉質名に“アルミニウム”が表示されている。改正前の療養泉の基準改定(鉱泉分析法指針)では療養泉成分だったが、現在では除外。熱の湯にはアルミイオンが211.9mgで旧基準値(100mg)の2倍と抱負。
「熱の湯」は玉川温泉(pH1.1)と同程度のpH2.0以下と成分総計・溶存成分ながらも、玉川温泉は近隣の公園内の大噴で源泉が沸きだし、玉川温泉(数百m離隔)・新玉川温泉(約2km離隔)まで引き湯されているので、その間に二酸化炭素は消滅し、温泉成分は酸化されエージング(老化)が始まっている。浴槽では源泉の70%程度と文献で報告されている。(玉川温泉湯治の手引き前田眞治著)
↓ 玉川温泉の大噴からの引き湯



「熱の湯」は足元湧出であるため、玉川温泉(酸性・含二酸化炭素・鉄-塩化物泉)の浴槽と違い、遊離二酸化炭素も残存(推定)し成分も酸化前の新鮮な湯。
また、玉川温泉の100%浴槽は肌を突き刺すような痛みを感じる塩酸系で、「熱の湯」は草津温泉と同様のやわらかさを感じる硫酸系。
とはいえ、私は玉川温泉の肌に突き刺すような塩酸系の酸性泉も好みです。
↓ 酸ヶ湯温泉公式ホームページより。右端の入浴図は宿泊時にロビーで撮影。

酸ヶ湯温泉(四分六分の湯)温泉分析書より
源泉 酸ヶ湯温泉(四分六分の湯)
泉質
酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
pH 1.5
分析日 2016/11/26
温泉基準値超え(温泉法による)
源泉温度(基準値25℃)→63.8℃
水素イオン(基準値1mg)→31.5mg
総鉄イオン(基準値10mg)→82.7mg
フッ素イオン(基準値mg)→8.1mg
メタケイ酸(基準値50mg)→522mg
メタホウ酸(基準値5mg)→5.8mg
総硫黄(基準値1mg)→2.1mg
溶存物質(基準値1000mg)→5,625mg
(総成分5,710mg)
療養泉基準値超え(鉱泉分析法指針による)
源泉温度(基準値25℃)→63.8℃
水素イオン(基準値1mg)→31.5mg酸性泉
総鉄イオン(基準値20mg)→82.7mg 含鉄泉
総硫黄(基準値2mg)→2.1mg 硫黄泉
溶存物質(基準値1000mg)→5,625mg
(総成分5,710mg)
熱の湯が二酸化炭素泉(旧 炭酸泉)を含むことに対して、四分六分の湯は温泉基準値未満の83.3mg。かわりに水素イオンが31.5mgでpH(ピーエイチ,旧名称のペーハーと読まないように)を1.5まで引き下げている。
また、溶存成分が5,625mgで熱の湯の3,963mgを上回る。差は塩素イオンと硫酸イオンの量。
特に硫酸イオンは高血圧症、動脈硬化、関節痛、神経痛、筋肉痛、打撲、くじき、切り傷、火傷に効果的で慢性的な痛みを和らげる効果に期待できる。
また、メタケイ酸522mgで熱の湯の2倍であるだけでなく、メタホウ酸も温泉基準値超えで、ダブルでお肌に嬉しい成分が含まれている。
熱の湯と四分六分の湯を交互に入り、間にうたせ湯を浴びる。ああ幸せだぁ~。
蛇足ながら
「一つ湯に老若浸かり冬の宿」(ちょっと盗作)
日帰り入浴も受け付けているので八甲田のスキー客も訪れていて若い客も結構多い。温泉専門家の体験談として女子大のスキー部の団体と出くわしたという話を聞いたことがある。
「一つ湯に(女子)若衆も浸かり冬の宿」(TMGP)
もちろんそんなことはほとんど体験できない。ほぼ私と同年代かそれ以上の老衆ばかり。女性の多くは年齢に関係なく湯あみ着を着用。おかげでこちらも遠慮せずに入浴できる。
ヒバ千人風呂は女性専用時間帯(8時~9時)が設けられている上、男女別の内湯「玉の湯」もある。
玉の湯(男女別内風呂)
↓宿泊時撮影(2023年1月)

↓酸ヶ湯温泉公式HPより

ところで、もう一つの男女別内風呂「玉の湯」も足元湧出泉。印象としてはこちらの方が浴槽が狭い分、鮮度感がある。
地中から湧き出た温泉は大気中の酸素に触れて酸化し、次第に活性力を失っていく。「エイジング(温泉の老化現象」と言われる状態だが、これを嗜好する温泉好きもいるにはいる。
当方としては還元系の温泉を嗜好するので、エイジング前の還元系の湯である方が嬉しい。
そういった点で「玉の湯」の存在はヒバ仙人風呂ほどではないが、酸ヶ湯温泉の魅力アップになっている。洗い場として利用するだけではもったいない。
こちらでもプクブクを探したが、少々、心もとないプクプク状況。入浴客の皆さんも一緒にプクプクを探したが、翌日の早朝は前夜と違う浴底からプクプクしていた。
源泉
鹿の湯,冷の湯(大)(小),混合泉
泉質
酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
pH 1.5
分析日 2016/11/26
温泉基準値超え(温泉法による)
源泉温度(基準値25℃)→57.6℃
水素イオン(基準値1mg)→31.5mg
総鉄イオン(基準値10mg)→66.5mg
フッ素イオン(基準値mg)→7.5mg
メタケイ酸(基準値50mg)→370mg
メタホウ酸(基準値5mg)→5.2mg
総硫黄(基準値1mg)→2.3mg
溶存物質(基準値1000mg)→5,110mg
(総成分5,116mg)
療養泉基準値超え(鉱泉分析法指針による)
源泉温度(基準値25℃)→57.6℃
水素イオン(基準値1mg)→31.5mg酸性泉
総鉄イオン(基準値20mg)→66.5mg 含鉄泉
総硫黄(基準値2mg)→2.3mg 硫黄泉
溶存物質(基準値1000mg)→5,110mg
(総成分5,116mg)
成分は四分六分の湯と似ている。溶存物質が熱の湯よりも多く、その差は差は塩素イオンと硫酸イオンの量。メタケイ酸とメタホウ酸のダブル効果も美肌派には嬉しい。
ヒバ仙人風呂で歴史を感じ、玉の湯でより還元系の湯に浸かる幸せ。素晴らしいではないですか。
※エイジングの速度は源泉温度や含有成分、pH(ピーエイチ、旧名称ペーハー,水素イオン濃度指数)によっても異なる。温泉の効果(×効能)に大きな影響を及ぼす。
日帰り入浴
受付時間
・大浴場「ヒバ千人風呂」(混浴):午前7時から午後6時まで(受付終了17:30)
※女性専用時間8:00~9:00
・小浴場「玉の湯」(男女別) 午前9時から午後5時まで(受付終了16:30)
日帰入浴料金(タオル付)
大人1,000円
小学生500円
酸ヶ湯温泉宿泊棟は「湯治部」と「旅館部」
酸ヶ湯温泉には全139部屋あり、大きくわけて観光客用の「旅館部」と長短期滞在向けの「湯治部」がある。
秘湯とはいえ、客は快適さを求める。トイレは温水便座付、冷暖房、広い部屋、インターネット環境を備えるのが普通になってきている。
対して、昔ながらの、良き時代の温泉湯治を懐かしむ客もいる。「電気が無い」「電波が届かない」「水道は山水」という非日常感を求める客もいる。
私は清潔な施設であれば、どっちでも対応可能で順応力があると自負しているが、できればインターネットは接続できて冷蔵庫がある方が嬉しい。酸ヶ湯の湯治部には必要な備品が備わってます。
妻はテレビとインターネットと清潔なトイレが必須。温泉の歴史的価値、温泉の泉質や鮮度よりも快適さを優先するタイプなんです。
↓ 酸ヶ湯温泉パンフレット

↓ 宿泊時の価格表(2023年1月時点の価格です。ハンフレットに挟んでありました)

↓ 旅館部と湯治部(酸ヶ湯HPより)
1号館(トイレ付)/イ棟/7号館
2号館/3号館(トイレ付)/5号館/6号館


↓ 私が宿泊した湯治部

テレビ、冷蔵庫、インターネットもある。
部屋に灰皿が置いてあるのには幻滅。一気に再訪意欲がしぼんだ。

ドイツから来日した若者が自炊場にいた。こちらから声をかけ、しばし互いに全力の英語で会話。混浴文化と湯治場の雰囲気に感動したと言っていた。
ドイツは上空からと地上から数回眺めただけでいつかは行ってみたいと思っていると言ったら城やライン下りだけでなく、都会にも素敵な場所があるといつくか教えてくれた。
妻はクリスマスマーケットに行きたがっていると伝えると笑ってくれた。
料理
湯治部は湯治部用の食事が用意されるが、今回はツアーなので食事は旅館部スタイル。
朝食
↓ 実食
「鬼面庵」でバイキングでした。地元食材を期待したがちょっと残念。

↓ 旅館部と旅館部食事(酸ヶ湯公式HPより)

夕食
↓ 実食


奥入瀬ビールを飲む。豪華ではないが当方にとってはこれで充分、でももっと秘湯宿へ行って地物鍋などを食べたいとも思う。

昼食
↓ 酸ヶ湯公式HPより

凍み豆腐(しみどうふ)造りと凍り豆腐(こおりどうふ)の違い
二十四節気「大寒」(2026年は1月20日)に酸ヶ湯温泉で体験イベントが開催される。酸ヶ湯温泉としては50年以上続く風物詩ながら、訪れた2023年にはまだ体験イベント開催前。
「北の大豆木綿2個分け(タイシ)」650パック(1300丁)を紐でつるし、1日自然凍結させることで「凍み豆腐(しみどうふ)」を造る。




この凍み豆腐は酸ヶ湯旅館だけでなくヤマイシ食専館(青森市)などのスーパーでも販売されている。
厳しい寒さで自然凍結させることで旨みを凝縮。素朴な味わいながらも豆腐の氷柱の風景ともども、観光客を喜ばせている。
酸ヶ湯温泉は木綿豆腐を使うが、高野豆腐を含めた両方の統一名が「凍り豆腐(こおりどうふ)」(農水省HPより)
凍り豆腐は日本古来の伝統食品で冬の寒さを利用して、夜間に凍結、昼間に解凍を繰り返すことで大豆たんぱく質の変性(熟成)を促し、独特の食感と味に加えて保存性もできる。
解凍して、膨軟加工処理と乾燥することによって保存食としての機能もある。これが私たちの知る高野豆腐。
凍み豆腐(しみどうふ)は青森だけでなく、信州にも造られていて、全国生産量の9割以上を占める。
旅館館内
↓酸ヶ湯温泉公式HPや宿泊時に撮影したものなど混在



棟方志功関連の展示が多い。鹿内仙人との写真も良いですね。もっと若い頃の写真が見たかった。


こちらは東京近代博物館の棟方志功展(2023年撮影)





















売店

棟方志功バッチと酸ヶ湯温泉マグネット、酸ヶ湯珈琲、酸ヶ湯ビール等を購入。



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