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・セントラルキッチンによる味の標準化と店舗網拡大。自社農場,“インカのめざめ”通年提供。知床どり(銘柄鶏)とは。Soup Curry,すあげプラス,Suage+(北海道札幌市)
14年ぶりのスープカレー実食
さほど食す機会の少ないスープカレー実食。前回は2014年3月なので12年ぶりということになる。
大手チェーン店の“ついで”的なスープカレーではなく、専門店、しかも本場の人気店。
すでに北海道(札幌5店)以外にも出店(東京6店・石川県1店)していて、さほどのレア感はないものの、そこは札幌の本店実食。北海道の空気と水を一緒にいただくだけでなく、旅行という非日常感という格別な雰囲気の相乗効果によって、特別な食事となります。
すあげプラス(Suage+)の特徴
すあげプラス(Suage+)の最大の特徴は、メイン野菜の自社農場生産とセントラルキッチンでの集中管理調理。
チェーン店では当たり前で普通のことながらも、老舗ならば味への固執から、製造からサテライト(支店)でのスープ提供までのタイムラグを気にしてなかなかセントラルキッチン化に踏み切れない。当然、資金調達のハードルもある。
そこは比較的新しいスープカレー専門店であることも幸いしてインストア調理との差異を縮めるいくつかの工夫により、味のレベルを維持し、サテライト店での味の標準化(同一)と平準化(差異無し)を実現している(ように感じる)。
そして自社農園。「すあげアグリ」でじゃがいも・人参・かぼちゃの安定的な自社内調達を実現。
特に当方としてはジャガイモの貴重品種であり、貯蔵が難しい「インカのめざめ※」を通年食すことができるようにしたことには拍手を贈りたい。
※「インカのめざめ」
アンデス原産の小粒系品種を日本の気候と土壌に合うように品種改良。特徴は甘さと食感。特に食感は男爵や農林一号のようなホクホクでもなく、メークインやとうやなどの粘質でもない中間系で、煮崩れしにくいため煮込み料理にむくだけでなく、揚げ物にしても美味しい。
メニュー選択
まずは10種類あるカレーのタイプを選択する。

そして、スープ(定番・イカ墨・エビ)を選び、辛さを決定する。

また、トッピングが豊富に用意されていることも嬉しいが、追加しすぎると支払い価格が当然アップ。

また、ペイペイやラインペイを除き、クレジットカードが使えないことも注意点。昨今は現金をさほど持ち歩かないし、使用するクレジットカードを限定してポイ活をしているので当方としては少々、困る。
最後はごはんの量を決定して注文終了。

野菜たっぷりベジタブルカレー

野菜のみではないのが嬉しいが、インカのめざめが入ったスープカレーが目的の実食ながらも肝心のインカのめざめが行方不明で探すのに手間取る。
まだメニュー見本と少々異なるのがちょっとマイナスポイント。
味は優しく、さすが専門店の味を実感。
やはり非日常であるという環境がアドバンテージになっている。

気になったのは自社工場以外の原産地表示がなかったのが残念。表示意識高い系の飲食店では使用調味料までしっかりと原産地表示されている。
パリパリ知床鶏と野菜カレー
知床どりは普通のブロイラー(肉用種短期飼育鶏)だけど、飼料と平飼いなどを差異化して銘柄鶏(プランド鶏)として販売されている。
味は純系の地鶏と比較すると濃厚さは感じないが、スープカレーの味を邪魔しないという点でチャンキー種(国産肉用鶏のメイン品種)である知床どりの採用は嬉しい。
なんとなく、北海道産原料が多いと、旅行者としてはありがたいが、できれば「ここまで来ないと食すことができない貴重種」がもう少し採用されているともっとありがたみが増す。
知床どりとは
知床鶏は地鶏(在来種由来50%以上の血統と75日以上長期飼育、平飼い、低密度飼育)ではなく、“銘柄鶏”で、正式名称は“知床どり”。ニッポンハムグループの日本ホワイトファーム(網走市)で生産。同ファームは肉用鶏の国内生産量の約10%を占めている。生産品種は知床どり、桜姫などの銘柄鶏の他にホワイトチキン(若肉・ブロイラー)なども生産。
知床どりはコープさっぽろでも販売されているので北海道ではお馴染みのブランド鶏。
植物性の専用飼料(道産小麦,海藻粉末,道産飼料米,道産ホタテ貝殻粉末を添加)で育てているため鶏特有の匂いを感じにくいのが特徴。鶏の種類としてはチャンキー種(雄親)×チャンキー種(雌親)で出荷日数は孵化から約45日と短いが、一般のブロイラーと違い、飼料のこだわりと平飼い飼育というのが差異化ポイント。
地鶏のような貴重性は無いが、料理店で使われることの多いプラジル産などの輸入品ではなく、国産で尚且つ、北海道で飼育された鶏肉を使っているのはちょっと嬉しい。
尚、原産地表示は外食店でも積極的な表示が求められています。当方は原産地表示が適正かどうかも評価ポイントとして重要視しています。
<ご参考>
・外食の原産地表示ガイドライン(農水省)
インストア製造時代との味の違い
最後にどうしても記しておきたいことがある。
店舗網拡大によるセントラルキッチン化推進前の単独店当時の味と現在の当店の味の違いの比較ができていない。
インストア調理、特にスープ製造の優位性は「鮮度感」と「活性力」だと思ってます。スープ製造後の時間経過だけでなく、サテライトでの再加熱や保管状況などによる本来の味に対する影響が気になる。
今回の実食では「美味しさ」や「旨味」には満足したが、「鮮度感」や「活性力」については少々物足りない。
それでも、この料理には満足していますよ。念のため。
・Soup Curry Suage+(すあげプラス)
店舗HP
北海道札幌市中央区南4条西5丁目都志松ビル2F(ノルベサ南向)
℡0112332911
営業時間
平日 11:30~21:00(L.O.20:30)
(月曜日、木曜日11:30~20:30(L.O.20:00)
土日祝11:00~21:00(L.O.20:30)

▢スアゲプラス店舗
・Soup Curry Suage2
北海道札幌市中央区南4条西5丁目8-8 アイビルⅡ 4階
・Soup Curry Suage3
北海道札幌市中央区円山西町7丁目1-1
・Soup Curry Suage4
北海道札幌市中央区北三条西3-1-1
大同生命ビルmiredo2階
・Soup Curry Suage 天神
北海道札幌市豊平区平岸1条18-1-6
ルワズィール天神山 1F
・北海道スープカレーSuage 渋谷店
東京都渋谷区渋谷2丁目22-11
渋谷フランセ奥野ビル B1F
・北海道スープカレーSuage 丸の内店
東京都千代田区丸の内2丁目6-1 丸の内ブリックスクエアB1F
・北海道スープカレーSuage 池袋店
東京都豊島区西池袋1-1-25 東武百貨店 本店 スパイス 12F
・北海道スープカレーSuage 吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-30 サンロードプラザ・ダイアパレス2F
・北海道スープカレーSuage 芝浦店
東京都港区芝浦一丁目1番1号 BLUE FRONT SHIBAURA 1階S棟
・北海道スープカレーSuage 虎ノ門店
東京都虎ノ門2丁目2-3 虎ノ門アルセアタワー1階 虎ノ門マルシェ内
・北海道スープカレーSuage 金沢フォーラス店
石川県金沢市堀川新町3番1号 金沢フォーラス 6階
スープカレー実食記


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