平日選べるランチ,酸辣湯麺(台北式),小籠包,油淋鶏,炒飯大盛,エビ蒸し餃子。上海湯包小館イオンモールナゴヤドーム前店,スガキコグループ,

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上海湯包小館イオンモールナゴヤドーム前店,スガキコグループ,

 上海湯包小館を運営する㈱ファイブレシピは名古屋のスガキコグループ(スガキヤ)の会社。
スガキヤのラーメンは高校生(1974年~1976年)の頃に相当お世話になった。
1976年にラーメン120円に値上げされたので、おそらく1杯90円だった頃に学校帰りによく食べた。もっと高かった記憶があるが定かではない。今でも時々、無性に食べたくなるが、実際食べると・・・・。麺がダマになっていたり、麺が緩すぎたり、オペレーションが回らず店員がパニックっぽい雰囲気で仕事していたり、あまり良い印象はない。
それでも、私の娘に言わせると「一番美味いラーメン」という評価をするほど、老若男女から支持され愛知を中心とした東海地方に定着している。(北陸と関東は撤退したが)

 そんなスガキヤが台湾高雄市のグランドハイライホテル10階に出店する人気店「紅陶上海湯包」の技術を取り入れて1987年に設立されたのが㈱ファイブレシビで、現在は17店舗で年商18億9,000万円(2024年実績)。前述のようにスガキヤは関東から撤退しているが、上海湯包小館は西銀座店が残っている。

 上海湯包小館の店頭入口横には小籠包を包む作業場を店外から眺めることができる。


こういった作業場の食品衛生・安全衛生について1日5万食程度を提供する部署で衛生部門を統括していた時期もあるので、どうしても不具合をチェックしてしまう”(-“”-)”。イカンイカン。
ライブキッチンもそうだが、作業を“見せる”と、いろいろなものまで見えてしまう。
見せる側は日常作業なのでどうしても気が緩むのか客には見てもらいたくないものまで見せてしまうこともある。

 たしかアスナル金山で2005年に食して以来なので20年ぶりの上海湯包小館。
中華料理の本場の中華人民共和国を仕事で数回、訪れているが、天安門事件(1989年)前後の時代に田舎の食堂や列車の食堂車で食していたので小籠包には出会ったことがないというか、レストランではなく街の屋台で見かけたことがあるものの、当時の出張コーディネーターから「(衛生的に心配なので)食べない方が良い」とほぼ命令に近いアドバイスを受けていたこともあり、実食は断念している。その数年後、慣れた頃にこそっと実食したことがあるが、これが美味い。特に包子はどれを食べても味が良かった。たまたまラッキーな屋台にあたったのかも知れないし、当時はまだ20歳代後半だったのでさほどの食体験も無い頃の話。


 浙江省杭州市の老舗「楼外楼」を訪れた時(1989年)も小籠包はメニューに掲載されていたか記憶がない(現在は提供されているようです)。

街は半分くらいの人が人民服を着ていた時代。

 毎食、提供されるスッポンや田うなぎに混じってカエルやヘビ、犬、アヒルの舌、サソリなど出されたものは何でも食べたが、本格四川料理だけは辛すぎて食べられなかった。


食事が苦行ではなくなったのは1990年代頃からだったと思う。10年ぶりくらいに上海を訪れたらキンキンに冷えた生ビールがあったのには驚愕した。過去、中国では冷えたビールではなく常温のビールしか飲んだことがなかったから。

 30年~40年前の中国出張時の記憶がトラウマとなり、その後、中華料理を積極的に食すことがなかったが、赤坂飯店系の日本人の味覚に合わせた中華料理の味を知ってからはランチ時に時折、中華料理の店を選択するように。
今回は、いつものバンテリンドームで野球観戦ということで、これまたいつものイオンナゴヤドーム前でちよっと遅めのランチ兼早めのディナー。観戦中にお腹すいたら球場で何かつまむといういつものパターン。

 実食は15時過ぎだが、ランチメニューがあるのでAランチとBランチを選択。
「たんたんめん」も気になるが、単品メニュー表示が「坦々麺」になっているのに気づいたので注文はやめておく。「担々麺」ではなく「坦々麺」と表示する店の「たんたんめん」はイマイチであるという食体験からの判断。
”は平坦で、“”はかつぐ、すなわち発祥地での販売方法が天秤棒で担いで売り歩いたことが担々麺の有力な説となっているので“”と表記されることが多い。
また、パソコンでメニュー表を作るときに「たんたんめん」と入力すると「坦々麵」と表示される。そのまま確定させてしまったと推測。そして、セットメニュには“”ではなく「担々麺セット」と表示している。


当店は“たんたんめん”にはさほどこだわりは無いものと勝手に判断。(あくまでも私の勝手な印象からの判断なので間違っているとかまったくその通りとかの反応は不要)。
 それでも、以前にも紹介したが、例外があって、某千葉県勝浦の著名店は“あえて”「坦々麵」と表記している。曰く「“”は平らで広々としていること、または心が穏やかで安らかな状態ということで、当店の坦々麺が出店地で徐々に広まっていくことを祈念して命名」。感心と同時に絶対に後付けでしょと思ったり、だったらそういう理由の表示をしてよと思ってしまった(^ー^)。
やはり「たんたんめん」は「担々麺」の表記の方が圧倒的に正しいと思います。
※私がそういった表記にこだわるのは、広告やその他外部に対する発信や媒体等を統括する部署の責任者をしていたことがあり、そういった間違いではなくとも誤解を招く表記について敏感に反応してしまうのが理由です。

それでは長い前置きの後に実食について。

目次

★選べるAランチとBランチを注文し夫婦でシェア

 平日11時~17時までの限定価格のランチメニュー。

メイン1品と料理を選択できる。
メインは共通で上海醤油麺、上海塩麺、上海炒飯、坦々麺(表示ママ)、酸辣湯麺、エビチャーハン。
料理はAランチは1品、Bランチは2品選択できる。小籠包3個、エビ蒸し餃子2個、肉焼売2個、揚げ春巻き2本、ハーフ油淋鶏3個、ハーフチャーハンから選択。

 さて、どうするか。同行した妻と相談して、いつものように注文したメニューをシェアするという前提で、以下のメニューにした

★選べるAランチ1,199円(税込)+220円(クーポンで1,310円)

メインはチャーハンで、これをシェアする目的で大盛に変更、+220円。
料理は妻の意向で油淋鶏を選択

★選べるBランチ1,639円(税込)(クーポンで1,590円)

メインは酸辣湯麺で料理は小籠包3個、エビ蒸し餃子2個を選択。

 酸辣湯麺(スーラータンメン、サンラータンメン)は中国料理店榮林(赤坂から神楽坂へ移転)において酸辣湯に麺を入れたのが始まりの日本発祥の創作料理。
発祥の栄林では酢と辣油を使うことで「スーラータンメン」と読む。
当店の酸辣湯麺は日本式の玉子が多いタイプではなく、台湾台北式の本格的な酸辣湯タイプ。
見た目は台湾式だが、そこはチェーン店らしく日本人に合うように工夫というか、チェーン店での長時間営業に対応し、何時でも誰でも同じように提供できるように平準化された味に仕上がっている。
本格台湾の酸辣湯を食すには台北市までいかなくてはならないが、名古屋で食すことができるということに感謝したい。特に味の感想は割愛する。

油淋鶏(ユーリンチー)は香味ダレが決め手と思っている。特にコメントする印象はない。

エビ蒸し餃子は普段、食べなれていないこともあって美味しく感じる。良いと思います。

 小籠包は当店のウリだけあってかなり期待した。
おそるおそる割ってみたが、さほどのジューシー感もなくすんなりと食べられる。
火傷しそうな温度でびゅっと溢れるというタイプではなかった。
味についてだが、比較対象をどこに置くかで評価が変わるので、なんとも言えないが、「美味しさに悶える」というほどではなく、普通に美味しくいただけた。
やっぱ点心は良いね。ちょっとづつ味変しながらいろいろと食せるのが当方好み。

 結局、チャーハンは大盛でなくても良かったと思った程の小食夫婦でした。

クーポン割引とイオンモールのサービス

上海湯包小館の核店舗のLINE登録で特典が使える。今回は5%オフ。わずかだけどもちょっと嬉しい。ちなみにJAF割引でも5%で、イオンのお客さま感謝デーも5%オフだけど、併用で使えるかの確認はしていない(たぶんダメ)。

 撮影画像にジュースの写真が残っていたので、何だったかな?と疑問。よくよく考えるとイオンモールのアプリだったかのサービス特典。わざわざ飲み物(※)は別注文しないのでこういったサービスは嬉しい。


※飲物は原価率が低そうな印象がある。原価率が高い=客が得。一般的なチェーン店の食材原価率は30%~35%程度と推測。加工食品的飲料はもっとも原材料原価率が低いと勝手に判断。
原価率=原価(材料費)÷販売価格×100

上海湯包小館イオンモールナゴヤドーム前店
名古屋市東区矢田南4-102-3
イオンモールナゴヤドーム前1F
TEL052-725-6546
営業時間11:00〜22:00
ラストオーダー21:30
定休日無休
席数60席
株式会社ファイブレシピ

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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