自家製のこだわり。心意気が立派。麺が美味い。好みです。麺場さかきや移転準備中は未来食堂で日曜・月曜日のみ間借り営業。岩津の新店は12月オープンで進行中?。そして“担”と“坦”の違い。

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麺場さかきや移転準備中は未来食堂で間借り営業

目次

間借り営業中

岡崎市北部の岩津に予定している新店舗は12月中旬オープン予定。それまでの移転準備期間中は未来食堂で日曜・月曜日のみ間借り営業(営業はさかきやHPを参照していただきたい)。
(縁場大虎担々麺~担々麺専門店 大虎 二代目[岡崎市寿町,2017年~2020年]から麺場さかきや[上里町]へ移転。その後、2025/1/26閉店)

 間借り営業なのでメニューは担々麺のみのランチセット
汁あり・汁なしの“坦々麺”(メニュー表示)。

”と“”の使い分け

御存じのように“担々麺”は「天秤棒(担担)を担いで行商」を語原とする有力説があり、“”ではなく“手部の担”が正解。
ところが、“tantanmen(たんたんめん)”とパソコンで入力すると“坦々麺”と表示されることもあって“坦々麺”と表記する店も結構、みかけるし、口コミサイトでもみかける。
変換ミスならば恥をさらすよりは注意した方が良いと思うが、あえて“”を使う店があったりするのでややこしい。
坦々麺”ではないが、あるメーカーがコラボカップ麺に“坦麺”と表示していたので確認したところ、「コラボ店の方が言うには、出店地に当店の担麺が坦か(たいらか)に広がり支持されるようにという願いを込めているらしい。よって店の考えを優先し“”とした」という丁寧な回答を受けたことがある。
逆に某大手チェーンで店頭の“坦々麺”表記について確認したところ「も間違いではない」とだけ返答されたこともある。“”表示の理由を知りたかっただけなのに。

 ようするに“”でも“”でも間違いではないが、世間の多くは“”が正解だと思っているので、変換ミスではないことを伝えるためにも“当店が担々麺ではなく坦々麺と表記する理由”を書いてくれるといちいち確認しなくて済むのでありがたい。

 ちなみに今回は確認しませんでした(*^-^*)。HPは“担々麺”表記なので。

天秤棒行商

↓水売り(鈴木春信,1765年) ↓右:陳麻婆豆腐店の行商図(HPより)↓

閑話休題

 間借り営業メニューには掲載されていなかったが、聞くと黒ゴマも注文可能らしい。
ただし、ランチではなく、単品価格の1200円になってしまう。
それでも注文したのは移転前の店舗で黒ゴマを食べそこなったため。
麺場さかきやのスープについては
~名古屋コーチンを使用した鶏がらスープ 自家製ラー油に自家製ゴマペースト 甘さと辛さが絶妙な担々麺~とHPで表示している。
さて、変化はあったのか。

★黒胡麻担々麺1200円

 結論から申し上げると「麺が旨い」。と、いうか自分の嗜好にあっている。
粉の配合は以前から変えていないらしいが、当日の実食麺は当店のウリと言えるほど出来が良い(私的印象)。
麺の食感とほのかな香りが担々麺スープに負けていない。
ただ、他の食材は「自家製」という表現を使っているものの、麺については特に表示されていないことから推定、店のオリジナル麺を取引先から仕入れているということだろうか。

 もちろん自家製こだわりのスープも秀逸。辛さは「普通」を選択。
ただ、黒ゴマ担々麺はゴマペーストとラー油の影響大なので、せっかくの名古屋コーチンスープの味の差異感を私程度の味覚の識別能力では感じることができなかった。

 なんにしても新店が楽しみです。頑張っていただきたいと思います。

麺場さかきや移転準備中間借り店舗
HP
愛知県岡崎市錦町4−12(未来食堂)
営業時間は日曜・月曜ともに
昼の部(11:00〜l.o14:00)
夜の部(17:30〜l.o21:00)

前店での実食記事
冷やし担々麺880円。麺場さかきや(愛知県岡崎市)縁場大虎担々麺~担々麺専門店 大虎 二代目が移転

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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