樹神亭(こだまてい)は2023年以来2回目。


当店の最大の特徴はやたらメニューが多いこと。そのメニュー内容を眺めていたらあることに気付く。

当方がかって長年携わっていたスーパーマーケット業界、特に生活提案やメニュー提案力をアピールする企業では「原材料をSKU分割したメニュー提案売場」が流行していた。2000年代前半だったと記憶している。
それは、例えると1つの原材料について、メニュー提案売場として、SKU※分割した商品を6尺(180㎝)売台1本を使って、メニューを想定しながらの売場作り。
鮭に例えると、1本、半身、1~複数の切身、塩・甘口、生、非冷凍、刺身、加熱用など様々なメニューに合わせて、容量や形態を変えて集合売場を作ることで客の目に止まり、且つ、客がメニューを想定しながら適形・適量パックを選択できるようにして購買意欲向上に期待する。
「5m離れた場所から客が見て認識でき、且つ購買意欲を増進させる」ことが目的。
※SKUとは在庫管理上の最小単位(Stock Keeping Unit)のこと。アイテムとの違いは、アイテム=商品の種類・品名で、SKUはさらに細分化された最小の管理単位。例えば、同じデザインの服(アイテム)でもサイズや色で細分化された管理単位がSKU。
そんな感じで麺類を中心に居酒屋メニューも多数そろえている。
興味深いのはビールリストに「イネディット,アルハンブラ(スペイン)」「コナ(ハワイ)」「ヒナノ(タヒチ)」「ニュートン青りんご(ベルギー)」等々の“居酒屋さんでは見かけないブランド”のビールが掲載されていること。特にスペインのビールは財務省貿易統計(2021年)スペインから日本への食品・飲料品目上位14位にも登場しない。自動車での来店でなければ飲んでみたかった。

前回実食時のメニューからの変更は価格以外についてさほどではないが、前回にはあった「カニ爪クリームコロッケ」や「しいたけ天」などのメニューがなくなったり、税別表記だけだったものが、税込み価格併記となっているなど、若干の変更がある。
「(嗜好する)ランニングエッグ(太田商店)の卵かけご飯」は健在なのは嬉しいが、カレーうどんのアピールポイントだった「自家製ルーと出汁を使ったカレーうどん」の説明表記が今回は無くなっていたのが気になる。
トッピングにハンバーグ(680円)が加わっていることにも注目。うどんはともかく、蕎麦のトッピングにハンバーグとは面白い。添え物として食すのか丼に乗せるのかの選択が客側にあるのかが気になった。思わずかけ蕎麦の上にハンバーグが乗っかる姿を想像してしまった。
「八丁うどん」はメニュー名に“煮込み”がついていないので、おそらくスープにうどん麺を入れた後に煮込まない普通のうどんタイプと推測。
別メニュー表には「煮込みうどん」があったので、この両方(煮込む・煮込まない)ある味噌うどん店は珍しい。
それよりも、担々八丁うどんも気になる。メニューに語原に基づく“担(かつぐ)”ではなく、変換ミスと推測される“坦(たいらか)”の漢字を充てる飲食店とは、当方との相性が良くない(私的印象です)のでパス。
★鍋焼ラーメン豚骨1,450円


前回実食時との価格差が気になるものの、当店に来るとついつい選んでしまうのが「鍋焼きラーメン」。
前回は“しょうゆ”なので今回は“とんこつ”にしたのではなく、たまたま今回も鍋焼きラーメン“アイテム”を選んだ上、前回とは別メニューのとんこつ“SKU”を選択しただけの話。
自宅に戻ってから過去資料を見て前回実食メニューを知り、今回の選択が同じメニュー・味じゃなくて良かったなあと安堵。
(ご参考)鍋焼ラーメンしょうゆ(1078円)2023年実食 ↓


ぐらぐらと煮込まれた鍋が登場。
スープ以外のルックスは前回と変わらない。でも、メニュー同様に椎茸が無いのが前回との違い。
2023年実食時の椎茸

椎茸の旨味成分は「グアニル酸」で、干して乾燥させるとさらにグアニル酸が増す。
以前の鍋焼きラーメンには干しシイタケが半カット投入されていた(気づいたのが1ケだけだったので、もしかするともっと多いのかもしれない)。
椎茸のグアニル酸、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシンを合わせて“和食三大旨味成分”と称されるが、以前の鍋焼きラーメンには三大旨味成分が揃っていた。
もっとも、とんこつスープにはグルタミン酸(アミノ酸)とイノシン酸(核酸)が含まれている上、当店のことだから何らかの味の最終調整が施されていると推測。
実食しても当然、以前の味との比較はできないので(天候も気温も、何より自分の体調も日々異なるし、喫食場所や環境も脳の最終判断に影響する)、今回の実食の感想を私的覚書として記すことに。
【結論】
良く出来ていると思う。
煮込んでも弱くならない麺の出来は前回実食時同様。
当時、うどん麺のような印象だった見た目については、若干、かん水添加がハッキリしていて、よりラーメン感が出てきた。
スープの味については、うどん店が作っているということで、優しい仕上がりになっている。濃い系の味を好む方には少々物足りないが、当方のような初期高齢者にとってはキツイ味タイプよりも嬉しい。
また、店舗入口付近から座席までの間に原材料や使用調味料の在庫が置かれていて、どこのメーカーの何を使っているのかがわかるのが面白い。

できればメニューに使用原材料のメーカーや産地とかを表示しておいていただくとさらに嬉しく思う。
次回は何を食べようかと想像することができる楽しい店ですね。
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愛知県安城市高棚町茨池177-1
℡0566-74-5220



樹神亭記事
・2023/05/14樹神亭で鍋焼ラーメンしょうゆ(1078円)
・2026/01/17麺食彩樹神亭ラーメンとんこつ(1450円)
うどん実食記
・2012/02/19まるも食堂(碧南市)関西うどん
・2012/05/06静岡三宝うどん(静岡市)
・2012/06/09幸乃屋(兵庫県淡路市)
・2012/09/02しら川(豊田市)釜あげうどん
・2012/09/16みかわの郷本店(田原市)
・2012/12/22うどんミュージアム(京都市)
・2014/02/08彦兵衛(伊賀市)亀山焼きうどん
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・2014/03/30上州屋(愛知県豊田市)
・2014/06/09七越茶屋(鳥羽市)伊勢うどん
・2014/11/22なごみの郷赤石店(田原市)
・2014/12/14香の兎(岡崎市)かしわの天ぷら
・2015/04/19辰味(岡崎市)釜あげうどん
・2015/12/28讃岐うどん十四明(豊明市)
★・2016/01/23信濃屋麺類店(多治見市)
・2016/01/30笹原牛スジ煮込みシチューうどん
・2016/02/06加寿屋藤井寺本店(大阪府)
・2016/02/07豊田屋(豊田市)ざるうどん
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・2016/09/17きしめん住よし名古屋駅1・2番線
・2016/10/16三峰(岡崎市)ざるきしめん定食
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・2017/02/18豊田屋(豊田市)山菜あんかけ
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・2017/08/06砂場大清水店豊橋カレーうどん
・2017/09/27麺処たかちゃん,岡崎市,撮影禁止
・2017/10/15あいそ家大樹寺店
・2017/10/29豊田屋(豊田市)ころうどん
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・2019/07/06讃岐うどん野らぼーJRゲートタワー店
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・2020/10/17泉七八本店(愛知県豊明市)
・2023/10/17大正庵釜春本店ぶた釜揚げ,たぬき味噌煮込
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