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・お食事処めはり寿司二代目(和歌山県那智勝浦町)

↑ ラクダ岩と岸壁直下のラクダの湯(紀の松島観光)
当店選択の理由
今回の南紀勝浦旅行はナマ物が苦手な妻同行ということもあり、いつもの現地海鮮食材にこだわった飲食店を訪れる予定は無い。
それでもできればモチモチのメバチマグロをいただければ嬉しいなあと思いつつも当店を選択したのは「昼食は軽く済ませたい」という妻の要望に応えるため。
宿泊予約したホテルの紀伊勝浦駅から渡船場までの送迎を断って勝浦の商店街を散歩がてらブラブラと。
「この店とかの生まぐろはモチモチの本シビ(メバチマグロ)で美味しかった。あの店はビンチョウマグロだけど勝浦らしいモチモチタイプ。こっちは評価の高い店だけど冷凍の本マグロ(しかも大西洋クロマグロ)で残念。あそこのグジラの尾肉は最高」とか説明するが「ふ~ん」という興味なさげな反応しか返ってこない”(-“”-)”。





▢お食事処二代目(めはり寿司)


日曜日のランチで時間はピークタイムながらも、商店街の通りには人通りも少なく、まず間違いなく空いているだろうと店に入るとほぼ満席。たまたま空いていた席に座る。ラッキーでした。
次々と客がやってくるが、店内作業に追われる従業員にかまってもらえずにそのまま退店してしまう客がチラホラ。私たちはすぐに声掛けしていただいたことが幸運だったということを知る。
メイン食材はめはり寿司
めはり寿司。塩漬けした高菜のおにぎり。
形状は俵型、おにぎり型等があり、中に具材(多くは刻んだ高菜だったり鰹節だったりする)を入れたりすることの方が多い。
紀州南部や東紀州から奈良県南部周辺の郷土料理。
私も幼い頃から食した郷土食で、茶粥(おかいさん)、さんま寿司、さんま丸干しともども生涯で一番食した料理のひとつ。
もともと山仕事や海仕事、農作業の合間に手軽に簡単に食すための弁当で、そして浅漬けの高菜にくるむことで少しだけ日持ちが良いと(思われていた)いう品。
今では駅でもスーパーでも購入することができるし、特に珍しい商品ではない。
「めはり」名称の由来はいろいろあり、定着順に「口を大きく開けて食べる時に目を見張る」「高菜で包むことを目張り(穴をふさぐ)に例えた」等々、いろいろあるが、当方としては「食べる時に大口を開き、つられて目も大きくなる様が舞台での化粧法である“目張り※”をした時のように見えるため」。どう?。
※目張り化粧
歌舞伎や日本舞踊化粧法のひとつで、水紅または油紅を筆につけ、目張りを入れることで目を大きくはっきり見せることを目的とする。また、七五三や祇園の舞妓の場合は魔よけの意味もある。


モチモチの本シビ(メバチマグロ)を食したいが。
久々の那智勝浦町訪問なので前述の通り、まぐろ料理、できればモチモチの本シビ(メバチマグロ)をいただきたいと思いつつも、旅に同行してくれた、生魚を苦手とする妻にも配慮して当店を選択。
早朝に名古屋を出立して正午過ぎに紀伊勝浦駅に到着。約4時間弱の旅。
名古屋駅の住よしできしめんを食していることもあるが、夜にホテルで食す料理のことも想定して、できれば食べ過ぎを控えたいという事情もあった。
当日は日曜日で相応の混雑を予想したものの、真冬の閑散期であることも幸いして待たずに入店。もちろんほぼ満席。
★めはり寿司定食1300円

めはり寿司に揚げたての串がつき、ついでに刺身もあるのがちょっと嬉しい。
刺身はちょっと色が薄目のキハダマグロでモチモチ加減はボチボチ。

残念ながら今回の旅行ではモチモチメバチマグロにもモチモチビンチョウマグロにも出会えず、メバチマグロは勝浦漁港にぎわい市場の店でブロックを見たが、飲食店やホテルでは無い状況。理由は荒天候の所為で漁に出られないため。
紀伊勝浦まで来て冷凍解凍まぐろは食したくない。
↓ 勝浦漁港にぎわい市場(2026/3/15撮影)



注文品の提供を待つ間にめはり寿司作りを目の前で眺めることができた。
まずは細かく切った高菜とご飯でおにぎりを丸めて握る。
並んだおにぎりの周りに高菜を1枚、続いて高菜を1枚追加してきっちり2工程で巻く作業を終える。
実に見事な作業で見ていて本当に感心する。
高菜はさほどの辛さはなく程よい漬けあがりで、実家のものより食べやすい。
ご飯の固さも上々。このあたりは市販のめはり弁当に比べて圧倒的に当店製造品の出来が良い。

揚げたての串も美味しい。
「(タレに)1度だけつけてください」と言われた。2度漬け禁止ルールは全国共通。
大きなエビと野菜メインだが、かえってその方がありがたい。


★めはり寿司ミニセット600円

↑ 串揚げは3個ありました。1個実食済
滅多にめはり寿司を食さない妻も美味しそうにほうばる。
「美味しいね~」と実家製造品と比べるかのような感想を述べる。
串揚げも気に入った様子。
めはり寿司よりモチモチのメバチマグロが食べたかったが、今回のような質素系もまた一興かと思う。
高菜のこと
熊野市に帰省する度に高齢の母が用意してくれた料理は茶粥、サンマ寿司、サンマ丸干し、ナスの漬物、イラギの干物等々。素朴な素材ながらも当方の好物ばかり。
高齢な体ながらも実家前の小さな畑で高菜を栽培して漬け込み、時折、訪れる息子のためにふるまう。





既製品を良しとしない大正生まれの母の真骨頂であるが、次第に料理の数が訪れる毎に減ることを心配しながらも「生涯、人様の助けを借りずに暮らす」を信条としていた母親の意思を尊重し、男兄弟二人で協力して蔭ながら支えていた。愛知県から熊野市までは遠いけど、何かあれば最優先で訪れた。
最後は膵臓の悪化で100歳を間近に力尽きたものの、戦前・戦中・前後をたくましく生き延びた母らしく、子供には過度の負担をかけずに逝った。
幼い頃は自然からのいただきものは苦手だったが、めはり寿司やサンマ寿司を食す度に懐かしい世界遺産の景色を思い出す。
私の最後の晩餐はそういったソウルフードを食したいと常々思っている。
幸いなことに茶粥は妻も娘も母から手ほどきを受けていて作ることができるし、自宅の狭い庭の一角に高菜も少し植えている。
密かにそれらの晩餐を期待しているが、終生、心に秘めおく。
めはり寿司ギャラリー










●お食事処二代目(めはり寿司)
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地2-2-6
℡0735-52-1670
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:3台
喫煙:禁煙
英語メニュー:あり
テイクアウト:あり
個室:なし
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