★食べログ記事をアップしました↓
・魁力屋豊田インター店,特製醤油ラーメン
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チェーン店でありながら店内製造スープにこだわりを持つ。セントラルキッチンシステムではないラーメン店の店舗数が拡大する理由を探るために、久々に魁力屋を訪れた。オープン2日目です。



魁力屋の“背脂”ルーツは京都の「ますたに」で、いわゆる“鶏ガラスープに背脂チャッチャ系”。
魁力屋創業オーナーは「ますたに」をルーツとする来来亭の出身。
京都のラーメンでも、鶏ガラと豚骨ベースの「新福菜館」、豚骨と野菜の「本家第一旭」、両店に麺を提供する近藤製麺所の直営店である「ラーメン藤」、そして愛知県でも馴染みのある「ラーメン横綱」など、老舗系・準老舗チェーン店などはタレの醤油の色が結構濃いめ。いわゆる“濃厚醤油系”。
対して、「ますたに」ルーツ系の特徴は“背脂”。この背脂は見た目ほどのクドさがないのも特徴で、お年寄りにも好評。
魁力屋は2024年現在の店舗数が152店で、ラーメンチェーン店では全国でも13位~14位となっている。
ちなみに前述の「ますたに」をルーツとする「来来亭」は250店で全国7位とまだまだ先行している模様。来来亭も店舗炊きスープを重要視する。
チェーン店でありながら店舗炊きスープということが同じである「来来亭」との違いは、魁力屋がネギ盛り放題サービスがあることに優位性がある。
ちなみに当方はテーブルの調味料やトッピングサービス類はまったく使うことがないので、特に優位性は感じない。
※以前はセントラルキッチンシステム(集中調理でサテライト店へ出荷)を持たなかったというが、2025年3月31日現在のFC運営会社の一つである「プライムウィル」の魁力屋事業案内には「チャーシュー等セントラルキッチンで仕込んだ食材や、野菜もカット済みで納品されるので、仕込み時間が短く、全店で同じ味、同じ品質を保つようになっています。」と紹介されている。
また、有価証券報告書(2024年3月)には「商流機能の強化」として以下の一文が紹介されている。
~魁力屋事業は店舗での「仕込み」「調理」にこだわり事業展開してまいりましたが、労働人口の減少や人件費コストの高騰、今後加速する国内フランチャイズ事業、海外事業においても、安定した品質の商品を提供し続けるために、店舗での「仕込み」作業の一部を外注化するとともに、「麺」や「スープ」「チャーシュー」など主力商材について、PB開発や製造機能の保有など、ノウハウの蓄積と収益力の強化に対して積極的に取り組んでまいります。(有価証券報告書2024年3月期より抜粋)。
すなわち、麺、スープ、チャーシューは店内で製造していない店舗があるということを頭に入れておかなければいけません。


★特製醤油ラーメン980円(税込1078円)を880円(税込968円)
オープン2日目ということで、12月29日までの「オープン記念価格」で100円程安くなる。
ちょっと嬉しい(#^.^#)。
とりあえず、特製にした。
チャーハンは実食時間が早かったので今回は注文無し。

魁力屋は10年ぶりの実食なので過去比較できないが、背脂チャッチャ系は時折、いただいているので懐かしさは感じない。
その昔、45年前の学生時代に下宿近くで営業していた屋台ラーメンのオッチャンが自称していた“本当の京都ラーメン”の味はもっと濃い系だったし、ニンニクもガツンと効くタイプだった。
10年前に東員店(魁力屋としてフードコート初出店で東海地区初出店)でいただいた“コク旨”よりも旨味が濃く、ラーメン大中(京都市)とも違った濃さがあった。驚麺屋(京都市)のような豚骨の濃さでもない。

そんなことを思い出しながら、魁力屋の特製醤油ラーメンをすする。
魁力屋はずっと直営店と従業員の暖簾分け独立店舗だけだったが、2023年からはフランチャイズ店舗を募集するようになった。まださほど多くないので当店は直営店と思われる。
スープの店内炊き作業についてもカイゼンされているらしい。
以前は60kg寸胴で調理していたが、現在は25kg寸胴に軽量化することで作業負担の軽減化をするとともに、スープ製造のサイクルが短くなって、水分蒸散の影響をできるだけ受けないようにしている。
これは嬉しいカイゼンですね。
すなわち“鮮度の良いスープ”をどの時間帯でもいただけるという、客にとってありがたいシステムに進化している様子。
また、自動麺の湯切り機を導入したりして、作業負担軽減とともに、作業者のスキル向上までの時間短縮や出来栄えの平準化も実現可能となっている。
ところで、チャーシューがペラペラ。肉の旨味も食感も感じない。これはカイゼンを要望する。



◇メニュー








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・京都北白川ラーメン魁力屋豊田インター店
店舗HP
愛知県豊田市土橋町一丁目60番地1
℡0565-26-0767
営業時間11:00-24:00
(ラストオーダー23:45)
駐車場台数30台
カウンター席8席BOX席(6人掛)5卓BOX席(4人掛)1卓BOX席(2人掛)1卓
開店日2024/12/24
記録日2024/12/24(紹介記事12/24)
実食日2024/12/25(実食記事12/25追記)
場所は豊田インターからMEGAドン・キホーテUNY豊田元町店へ向かい、土橋町5丁目の複数交差点を越えてすぐのガソリンスタンド横から駐車場に入る。
ちなみに反対側車線やMEGAドンキホーテ側(マックやスターバックス、ケンタッキーがある駐車場)からは魁力屋駐車場には入れない。
↓ MEGAドンキホーテUNY元町店と近くのヘリポートに着陸態勢に入った某世界的に有名な大会社のヘリ。



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