【鹿児島県指宿観光】砂蒸会館砂楽で砂むし温泉,山川砂むし温泉砂湯里,開聞岳,西大山駅(JR日本最南端),ヘルシーランド露天風呂たまて箱温泉,

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温泉宿泊記食事編指宿白水館(鹿児島県指宿市)薩摩伝承館でイタリアン,森伊蔵,極上の一滴(緑ラベル),竜王戦七番勝負,寶CRAFT桜島小みかん,薩摩GOLD,桷志田ビール,からの続き

指宿白水館(鹿児島県指宿市)温泉と温泉分析書解説。砂むし風呂,元禄湯,腰湯,江戸柘榴(ザクロ)風呂,泡泉,樽風呂,露天風呂,うたせ湯,釜風呂,岩盤浴,白水館その2 からの続き?

目次

◇開聞岳の景色(南九州市から撮影)

瀬平公園 遠見台から開聞岳を眺める。
硫黄島・竹島・黒島・屋久島まで見える(らしい)。

◇西大山駅(JR日本最南端)

鹿児島県指宿市山川大山602-8
JRの日本最南端に位置する小さな無人駅。
最北端の稚内駅に行った時に次は最南端の西大山駅へ行くと決めていた。
開聞岳の景色が美しい。
与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑がどっかにあっるはずと思ったが気付かなかった。

(鉄幹)迫平まで 我れを追い来りて 松かげに瓜を裂くなり 頴娃の村をさ
(晶子)片はしを 迫平に置きて 大海の開聞が岳 立てるなりけり
※迫平は瀬平のこと

◇山川砂むし温泉砂湯里(さゆり,指宿市)

私も正会員となっている「日本温泉地域学会」の「日本温泉地域資産」認定。
ここの砂蒸し風呂に入ってみたかったが、災害復旧工事中ということで近づける場所まで行ってみることに。
砂蒸し風呂通の知人曰く「ここ(山川)の砂蒸しがイチバン」。
災害復旧工事終了の折は是非とも訪れたい。
また、こちらには「ヘルシーランド露天風呂たまて箱温泉」があり、そちらも絶景入浴ができることで有名。
2024年6月1日から大規模改修工事に伴い休館していて2025年内再開(予定)。
行ければ砂蒸しと併せて是非とも入浴したい温泉です。

◇砂蒸会館砂楽(指宿市)

気乗りしない妻を無理やり?連れ込む。
若い観光客も多数。
砂をかけてもらうとだんだんと身体が圧迫され、心地よい暖かさが全身を包み込む。
これは気持ち良い。岩盤浴より気持ち良い。
素晴らしい。
でも室内なので雰囲気はイマイチ。
海岸端だったら最高なんだけど。
当初は気乗りしていなかった妻が「砂蒸しは良かった」とゴキゲンに。


 ところで、砂蒸会館砂楽には砂湯に入った後に入浴できる温泉がある。
これがかなり濃い温泉でグッドなんです。
皆さん、砂蒸し後のついで入浴なので温泉分析書なんてまったく見ていないのが残念。

源泉名 摺ケ浜50号
泉質 ナトリウム-塩化物温泉
温泉基準値超成分
 源泉温度 基準値25℃に対して79.3℃
・リチウムイオン 基準値1mgに対して2.5mg
・臭素イオン 基準値5mgに対して23.6mg
メタケイ酸 基準値50mgに対して205.4mg
メタホウ酸 基準値5mgに対して31.1mg

療養泉基準値超成分

・源泉温度 基準値25℃に対して79.3℃
  (温泉基準値と療養泉基準値は同じ数値)
・溶存物質(ガス成分除く)
 療養泉基準値1,000mgに対して12,570mgと、高張性で基準値の12.5倍の“濃い温泉”
尚且つ、メタケイ酸とメタホウ酸も豊富で美肌の湯。

 ただし、運用方法が「源泉かけ流し・循環併用(源泉を投入しながらも、浴槽の湯は循環利用しているというちょっと複雑な運用形態)」ということで、源泉成分が浴槽では減衰していることが推測される。ちょっと残念。
それでも、内湯はまったく期待していなかったので、ちょっと嬉しい高張性温泉でした。

◇村之湯温泉(指宿市)と東郷温泉

 実はここの温泉が一番楽しみだった。足元湧出泉。すなわち、源泉が地上に沸きだしている場所に浴槽を造ったという、これ以上ない鮮度感を味わえる。
温泉は活性力(還元系)が大事を痛感。
活性力が半端ないお湯がいただけるのが「足元湧出泉」通称“ぷくぷく温泉”。
ただし、泉質はありがちな「ナトリウム-塩化物泉」で他の指宿市内の温泉とほぼ同じ。
温泉基準値超成分
 源泉温度 基準値25℃に対して63.2℃
 臭素イオン 基準値5mgに対して6.5mg
メタケイ酸 基準値50mgに対して184mg
メタホウ酸 基準値5mgに対して16.5mg

療養泉基準値超成分

・源泉温度 基準値25℃に対して63.2℃
  (温泉基準値と療養泉基準値は同じ数値)
・溶存物質(ガス成分除く)
 療養泉基準値1,000mgに対して4,064mgと、低張性ではあるものの基準値の4倍。

 ちょっと温泉運用と湧出泉の混合などについて気になることもいろいろあるが、それは心に秘めておくことに(^ー^)。

浴槽は撮影していません。公式HP画像より

↓ 新鮮な温泉水は“若返りの泉”大河内正一教授の論文

↓ 生きている温泉とは何か。大河内教授著

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(作成中)全国温泉記事まとめ(記事目次付)

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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