祝開店。北京飯はともかく餃子は事情があって冷めていたのでイマイチ。北京本店康生病院前店(愛知県安城市)実食記。食べたいから(北京飯dub),PoPoRo,北京飯の歌。カフェテリア方式。

  • URLをコピーしました!
目次

じっと耐えるのみ

 平日午前11:40着。駐車場の空きは2台。
すでに炎天下20人待ち。気温30℃なのでまだマシ。
まいったなあと思いつつ、店前まで来てしまったので仕方ない。
じっと耐える。

青空喫煙所は勘弁して欲しい

店舗右側から入り、左側の出口から退店する様子。
出口は青空喫煙場所のようで、紫煙が反対側の入口行列まで漂うのには閉口。受動喫煙地獄
喫煙所の配置具合で経営者の非喫煙者への配慮の軽重がわかる。主として経営者の喫煙に対する意識があらわれるところ。

 “ 待ちは人生最大の無駄“ ,“ 行列に並んでまで食べたいモノは無い“ を標榜しているが、レゲエ風なトロピカルバージョンの“北京飯の歌“『食べたいから(北京飯dub)』(歌 PoPoRo)を聴きながらじっと待つこと22分
おかげで歌を覚えてしまった。
 ホームページで公開されている看板娘バージョンよりも更生病院前店で流れていたバージョンの方が好みです。

↓ 店頭バージョン
『食べたいから(北京飯dub)』(歌 PoPoRo)

↓ 看板娘バージョン「北京飯の歌」
♪ 北京飯、北京飯、ぺ、ぺ、ぺ、ぺ、北京飯、北京飯♪

開店祝花を眺める

 ようやく涼しい店内へ入る。時刻は12:02。22分店外待機。想定よりも進行が早いのはありがたい。

生花の贈り元を眺める。関係先がわかって大変、興味深い。

Tグループ系A社の関連であるS社の名前も見える。カフェテリア方式でなんらかのアドバイスがあったのでしょうか。それとも取引の関係でしょうか。40年近く前に初代の社長と一緒に中国視察へ団体で行ったことを思い出した。

カフェテリア方式

食券機トラブル


食券機は2台。空いている食券機を操作しようとすると、隣の食券機が故障。


食券機のトラブルに見舞われた私の前客が「オレの方が先だ」とばかりに私の前に割り込む。「食券の購入順番で料理が提供されますよ」とやんわりと伝えたが、「さっき直しに来た従業員にこっちが先だ」と伝えた様子。
食券購入→提供カウンターに並ぶ→食券番号順にメイン料理提供→スープを受け取る→餃子や焼売を受け取る→調味料、箸、スプーン、フォーク、レンゲ等を自分で選択して取る→着席という流れ。
社員食堂や学食のような、あるいは丸亀製麺などをイメージすれば良い。
カフェテリア方式。
食券購入と同時に調理場にも注文が届くシステム。

座席は埋まっていないのに行列の理由

 食券購入は12:04。
店内にも約10人程カウンター前に並んでいる。
ただ、座席は半分も埋まっていない
まだオープンして間もないため3人オペレーション(北京飯担当、揚げ物と北京販フォロー,餃子提供)に慣れていない様子。
食券機は2台だが、トラブルで停止する度に調理人が調整に出るため、都度、行列は待機。
この調理タイムラグが餃子の悲劇を生むことに。
食券機調整のための数分離れた間に別調理の餃子がテーブルに次々と置かれていた。

結局、着席は12:15。到着から合計35分。

★究極の北京飯

“究極”なのかどうかは別として“いつもの”北京飯。スープがやたら少ない。
豚の唐揚げが美味。
良く出来ていると思う。
独立した北京飯提供各店と比較しても玉子の味付けと豚唐揚げの食感はさすがの感。
安城市民ではないということもあり、特別な思い入れはないので特にこれ以上の感想はない。

★絶品餃子

 せっかくなので2枚看板の餃子を注文した。
券売機のトラブルにより、調理人が離れたことによる北京飯の提供が数分止まってしまったことで焼きたて餃子がすでにかなり冷めていた。
尚且つ、レンジでチン的な仕上がり具合で食感も良くないし、餃子の具が少々固まってしまっている。
少なくとも“絶品”ではない

 餃子のおかげで残念な初実食となったが、それでも久々の本店仕様の北京飯をいただくことができたことに満足。

ライブキッチンで調理場“見せる化(見える化ではなく)”の良し悪し

 気になったのは調理場の取り回し。オープンキッチンになっているため、まるごと見せる化(“見える化”ではなく)。


 安城市にはトヨタ系の大会社の従業員が多く在住し、TPS(トヨタ生産方式)を徹底的に叩き込まれた人が多くいる。
その方たちから見ると、「ムリ・ムダ・ムラ」が処々に存在し、思わず指摘したくなってしまうことでしょう。
例えば動作のムダ
「しゃがむ、立つ、探す、持ち運ぶ、持ち変える、調べる」等々、生産現場では徹底的にカイゼンされる動きが気になる。
メニューを絞り込んで、しかもセルフのお店でローコスト運営を目指していると思われるので、オープンが落ち着いたら配置と動作の見直しを検討すると良いと思う。
特にカウンター客側を向いて調理している時に、台湾ミンチ作業のための「振り返り」や「移動頻度の多さ」が気になる。


外食産業はメニューが多いことや、ムダで増える作業を「修行」と称したり、労働時間を増やすことで対応してきた歴史があるため、カイゼンの基本である標準作業を徹底させ、作業が停滞せずスムーズに流れるように作業環境を整える必要がある。
オープンキッチンはそういった作業内容や食品衛生・労働衛生などすべてが見えてしまう欠点があることを外食産業の皆様はあまり意識していない様子が気になります。

表示や表現について

ところで、“絶品”や“究極”は広告規制の一つである「完全表現」に近い印象なのであまり使わない方が良いと個人的に思っています。※景品表示法に抵触するのは断定したのにそうではなかった時なので、表示するだけでは法的には問題はありません。一部の業界では公正競争規約で自粛しているケースがある。
完全表現」は表示内容を裏付ける合理的な根拠を示す資料を現に有しており、 かつ根拠を併記する場合に限り使用することができます。“日本一”“完熟”“世界一”“業界一”も同様。

 多くの人に愛されるローカル食が今後もますます支持されることを祈念して、ちょっと厳しめのコメントをさせていただきました。
関係者の皆様には奮闘努力の最中にご気分を害する内容もあるかと思われますが、安城市、特にすぐ側の安城更生病院様には家族の緊急搬送で遠隔地在住にも関わらず受け入れてくださったことがある。
大変お世話になったことがあり、安城市には特に親愛の情を持っています
北京本店様にはますますのご発展を祈念いたします。
また訪れたいと思っています。

美味しい料理が末永く支持されますように。

究極の北京飯と絶品餃子の店 
 北京本店安城厚生病院前店
愛知県安城市安城町広美40-12

↓ 実食当日の様子と「食べたいから(北京飯dub)(歌 PoPoRo)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

目次