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・京都北白川ラーメン魁力屋イオンモールナゴヤドーム前店実食記


当店がイオンモールナゴヤドーム前に出店したのは2024年4月23日で、何回かドームでのドラゴンズの試合観戦前に隣接の当イオンモールを訪れている。それでも当店実食の機会がなかった。
今回はいつもの家族三人行。当日の試合(対西武戦)開始はデーゲーム(14時開始)で入場時間は12時。試合開始前の練習を見るのが趣味という夫婦の共通の趣味のため当然、開場直後の12時にはスタンドに入りたい。
球場で食べるのは狭いし窮屈(特に新しい球場、例えばエスコンやマツダ等と比較して)ということで、話し合ってイオンで食すことに。
レストラン街とフードコートのうちどちらにするか。
レストラン街の店はあらかた訪れているのと、今回はそれぞれが好きなものを注文しようということで、フードコートでの喫食を選択。
それぞれが好きなものをということだったが、子供(と、いっても29歳)が私と同じ店のメニューを選択してしまった上、妻は「あまりお腹が空いていない」とかの理由でミニサイズ的メニューを選択したので、いつもの「三メニューを家族でシェア」は断念。
珍しく日曜日の観戦(いつもは平日のみ観戦)なのでフードコートも混んでいる。それでもドームの12時入場時間前の喫食が功を奏して座席はなんとかゲットしたが、注文予定の魁力屋までかなり遠い。
フードコートの座席数は2024年のリニューアルで1300席となったため、以前(930席~1100席)に比べると、ちょっとだけ混雑が改善されたものの、12時に近づくに従って座席がほぼ埋まる。









レストラン街(1階)とフードコート(2階)には以下の店舗が出店している。

このうち、今回、フードコートの店の中から選択したのは「魁力屋(かいりきや)」。




魁力屋について
有価証券報告書によると、売上高は122億7,300万円(2014年3月期)、経常利益8億8000万円、当期純利益5億3559万円となっています。
魁力屋は2005年よりロードサイド店を中心に出店していたが、ビルテナント店の他、2013年からはショッピングセンターのフードコートへも出店を開始した(魁力屋イオンモール東員店実食記)。
基本は直営での出店だったが、2009年からは社員独立支援制度(のれん分け)での出店も開始。
さらには、2023年12月よりフランチャイズ加盟を募集し、FC出店も加速化している。
前述の有価証券報告書で紹介されている魁力屋店舗数は151店(直営店112店舗、FC加盟店39店)となっています。
尚、以前の元従業員による「のれん分け」店舗は「社内FC店」「FC加盟店
」となり、FC加盟店としてカウントされている模様。
そうなると気になるのが魁力屋のウリの一つである「店内製造スープ」。
以前はセントラルキッチンシステム(集中調理でサテライト店へ出荷)を持たなかったというが、2025年3月31日現在のFC運営会社の一つである「P社」の魁力屋事業案内には「チャーシュー等セントラルキッチンで仕込んだ食材や、野菜もカット済みで納品されるので、仕込み時間が短く、全店で同じ味、同じ品質を保つようになっています。」と紹介されている。
また、魁力屋の有価証券報告書(2024年3月)には「商流機能の強化」として以下の一文が紹介されている。
~魁力屋事業は店舗での「仕込み」「調理」にこだわり事業展開してまいりましたが、労働人口の減少や人件費コストの高騰、今後加速する国内フランチャイズ事業、海外事業においても、安定した品質の商品を提供し続けるために、店舗での「仕込み」作業の一部を外注化するとともに、「麺」や「スープ」「チャーシュー」など主力商材について、PB開発や製造機能の保有など、ノウハウの蓄積と収益力の強化に対して積極的に取り組んでまいります。(有価証券報告書2024年3月期より抜粋)。
すなわち、麺、スープ、チャーシューは店内で製造していない店舗があるということを頭に入れておかなければいけません。
フランチャイズ店として
さて、当店は直営店ではなく、「サンユフーズ(名古屋市)」のフランチャイズ店。同社が運営する魁力屋は当店の他にイオンモール木曽川店、リーフウォーク稲沢店も運営しています。
同じイオンでもmozoワンダーシティ店、イオンモール岡崎店、イオンモール豊川店は直営ということで、そのあたり(FC店と直営)の違いを確認するのも楽しみ。
混雑曜日は注文に時間がかかる
興味津々&ワクワク感一杯で注文列に並びます。11時30分時点で10人待ち程度。
列はすすむものの、15分くらい待ったでしょうか。
注文後、席まで遠いので戻らずに店前で待機することに。
さらに数分待って、注文品を受け取り、トッピング類を盛って(と、いってもネギだけ追加)、席に戻る。
ネギは盛り放題だけど、盛り放題のネギも九条ネギなんだろうかと思ってメニュー看板を見ると、200円高い九条ネギ入りは輪切りではなく、細切りされているので、盛り放題ネギは通常品種と推定。
コップに水を入れて、混雑するフードコート客の間をすり抜けて自分の席まで戻る。もっと近くで席を確保するんだったと後悔。
席に戻ったら、妻はすでに別の店で注文品を受け取り食事していた。
★醤油全部のせラーメン 1,100円(税込)




★醤油全部のせラーメン+焼きめし定食 1,397円





チャーシューは店外製造品(推測)のようで、フレッシュ感はありません。しかもペラペラなのは直営店同様。この薄さは魁力屋の特徴というか京都・滋賀周辺のラーメンチェーン的共通仕様。それでも他の京都・滋賀系チェーン店と比べるとまだ好印象の部類。
スープはどうか。
特別な活力感は感じないが、喫食時間帯が早いためか、老化(時間経過により酸化が進行した状態。逆は“熟成”)という印象ではありません。
前年12月に食した路面出店&直営運営店舗の味と比較すると少々、物足りないと思うのは直営店と比べて背脂が少ないのが理由か。
このあたりは調理者のマニュアル順守意識の差かどうかはともかく、味に影響するのでしっかりと指導やエリア管理者、スーパーバイザーのチェックが欲しい。
スープは製造後、時間経過とともに水分が蒸散し、塩分が濃厚になり、さらに乳化や発酵などの作用により変化する。
当方が一番、心配しているのは“老化現象”。スープが酸化されて、活性力が減少すること。
逆に、老化ではなく、“エージング”、すなわち“熟成”という昇華もあったりするので、こればかりは運次第。
調理する側は出来上がりに最上を目指すが、喫食側は製造から時間経過した料理を食すため、どうしても運・不運がつきまとう。
↓ 魁力屋イオンモールナゴヤドーム前(2025/03/15)

↓ 魁力屋豊田インター店実食(2024/12/23)

↓ 魁力屋イオンモール東員店実食(2013/11/30)

特別な感動は無いが、野球観戦前にお腹満たしとして食するには十分だと思います。
魁力屋のラーメンは麺やチャーシューなどを店内製造している店の方が良いと判断するほどの差異感は微妙です。
多店舗展開には全店での味の安定化のためセントラルキッチン(集中製造工場)が必須。
そして、提供商品のブラッシュアップも運営改善同様に絶対に必要。
チェーン店は進化を止めたら衰退どころか、消滅することになる。
いくら良い商品を開発しても、それを効率的に標準化(誰でも同じ出来栄え)された工程管理で、さらに平準化(デコボコ無し)して提供できなければ安定的な収入を確保し続けることはできない。
商品力と運営力の両輪を揃って稼働させることがチェーン拡大にとって肝要。
頑張っていただきたいと思います。
●京都北白川ラーメン魁力屋 イオンモールナゴヤドーム前店
愛知県名古屋市東区矢田南四丁目102番3号
052-737-2285
営業時間10:00-21:00(ラストオーダー20:30)
駐車場台数約2,800台
▢メニューその他掲示類








🔳イオンモールナゴヤドーム前実食記
・2024/08/11がってん寿司イオンモールナゴヤドーム前
・2024/07/14祇園茶寮×タニタイオンモールナゴヤドーム前
・2023/10/08食堂 こめ寅 イオンモールナゴヤドーム前
・2018/07/07柿安奇跡の親子丼イオンモールナゴヤドーム前
・2018/12/16金沢まいもん寿司イオンモールナゴヤドーム前
・2017/12/16柿安Meat Expressイオンモールナゴヤドーム前
【商業施設・飲食店訪問17,000店強】
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