トレンド通御用達系スーパーマーケット「ひまわり市場」(⼭梨県北杜市)で昼食総菜を求めて買物訪問。ちょっと割高感のある生鮮品や店のこだわり商品。エンターティメントの乏しい雰囲気。オープンしたばかりの歴史的パン工房,&ひまわり。ロケット農場その他購入。

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ひまわり市場(山梨県)訪問記

歴史的パン工房&ひまわり訪問記

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山梨県の温泉行に付き合ってくれた妻のリクエストでひまわり市場に寄り道。
当方、テレビ番組に取り上げられることの多い“トレンド通の御用達“系スーパーマーケットへはあまり行く気がしないものの、妻のリクエストならばということで訪れた。
敷地内に「歴史的パン工房 &ひまわり」がオープン(2025/6/15)したという理由もある。

 「食彩賓館(食彩品館newsの前身の食彩品館.jpのそのまた前身)」活動に加わった2006年当時は各地の新店オープンを毎週末に訪れていた頃。
2006年以前は戦略本部や調達部門統括責任者として、全国各地の優良店とされる店を視察していた。他店を「見る(観察)」「トレンド発掘(観測)」することが出張の目的であり、それが仕事だった。

 2006年以降は趣味として自腹で東は関東一円、西は九州福岡まで新店や優良店を求めて買物訪問。「楽しむ」が主目的となる。
当時、新車で購入したゼロクラウンは、わずか数年で20万キロに達したほど、店舗巡りをした。
商業施設や実食店の訪問数を数えていたが、17,000店までカウントしたのが5年前で、以降は面倒なのと店舗訪問に興味がなくなったこともあり、カウントしておりません。

 仕事ではなく、一買物人としてスーパー巡りをしていると、今まで気づかなかったことが結構多くて、本当に楽しい週末を過ごすことができた。
会社経費ではなく自腹購入なので、「何を目的としてこの商品を購入するのか」「自分の生活にとって有益か」を考えながら購入。
そして新店以外の特殊な店を発見することに熱意を燃やした。
例えば福島屋(東京都羽村市)や日之出屋(大阪府)、スーパーキタムラ(当店のモデル企業・群馬県)、スーパー玉出(大阪府)、サポーレ(名古屋)等々。
へぇ~、ほぉ~等、感嘆するだけでなく、どうやったらこういった特殊な発想ができるのかと売場で感動してしまうことも。
とはいえ、特殊なスーパーよりもサミット、ヤオコー、ヨークベニマルなどの“特殊ではないスーパー”なのに地域住民から支持されているお店を嗜好する。見た目よりも実質訴求的な商品づくりや商品提案が素晴らしいというのがその理由。

 今回のひまわり市場訪問はある意味、楽しみにしていた。久々の“特殊系スーパー”。

 結論を先に言ってしまうと、「そこそこ楽しめた」といったところか。
前述の通り、初期の食彩賓館活動で訪れていた、“価格よりも品質重視“、“品揃えで大手と差異化“タイプの店。
土日の「歴史的メンチカツ」やマイクパフォーマンスなどのお楽しみ催事が話題になっているものの、訪れたのは平日の月曜日ということもあり、店内はさほどの混雑もなく、ゆったりとした時間が流れる。
マイクパフォーマンスも特にエンターティメント的なものではなく、尻切れトンボで敢え無く終了。

 同行した妻はテレビ報道の印象から、勝手にディスカウント的な店だと思っていたらしく、「高いわねぇ」と呟いておりました。
この“高い”は品質に対して高い、あるいは競合店に対して高いのではなく、支出額として高いといった意味。
確かに、生鮮品を中心に高単価商品が目立つ。
“職人”“高鮮度ネタ”という付加価値に対する相応の販売価格に納得できる人だけが購入できる。
売上高は10億円程度だと思うが、従業員の数からすると、人件費を含む販売管理費比率は結構、高そうな印象。

 とはいえ、私にとっては久々の“特殊な品揃えをする店”。そういう点では堪能させていただきました。
また、このような特殊な品揃えをする店舗にありがちな景品表示法に抵触しそうなフレーズを使ったPOP表現が見当たらなかったのも好印象。
これは大事なチェックポイントです。法的には抵触しなくとも、以下のフレーズを表示する店は食彩品館の嗜好外です。当店ではみかけなかったけど。

▢食彩品館が嗜好外店舗とするワード一覧

激安(何に対してどの程度安いのか不明)」、「(生鮮品について)半額、50%以上の割引(もともとの価格設定に疑問)」、「競合店に対抗して値下げ(最初から安くしなさい)」「(認証されていないのに)オーガニック表示(法律違反)」「無農薬(ガイドライン違反・農水相炎上ワード)」「無添加(何を添加していなのか明示すればOKだが、そもそも“無(存在しない)”の表示はしない方が良い)」「化学調味料(うまみ調味料と言い換えましょう)」「絶対・完全(強調表示)」「地域で一番(具体的な根拠を合わせて表示して欲しい)」「ミ●ュ●ン掲載店(他人のふんどし・便乗的表現)」「芸能人の名前を出してご愛用アピール(その人の味覚感覚レベルが不明)」「テレビで紹介(これを自己アピールされると「だから何?」と思ってしまう)」「人気ユーチューバーの宣伝(これこそ「だから何?」)の代表」。そして「(根拠の乏しい)安心・安全」。

以下、購入商品を覚書的に列記する。

★八ヶ岳プレーンヨーグルト450g299円。

業務用的な外観が興味深い ↓

レギュラーパッケージは成城石井でみかけたことがある。↓

ヨーグルト自体は質感はありながらも、なめらかで風味も良い。消費期限に配慮してさらに自宅で発酵を少し進行させて様子を見たい。
腸内環境を改善する機能性表示食品。安定剤・香料不使用。
生乳100%で、ブルガリスク菌、サーモフィルス菌、プロバイオティクスビフィズス菌BB-12で作られたプレーンヨーグルト(他人調べ)。
八ヶ岳乳業株式会社は1954年に八ヶ岳酪農協同株式会社として創業。その後、雪印メグミルクグループ入り。
小淵沢工場で雪印ブランドのチーズの加工を担当。
茅野工場では八ヶ岳産生乳を使用した牛乳やヨーグルトを製造。

 この八ヶ岳乳業のヨーグルトはヤオコーのPB商品となっていて、価格は200円前後だったと記憶している。

★らぁ麺屋飯田商店 醤油らぉ麺

 セブン&アイのPBとして「らぁ麺飯田商店」というカップ麺が販売されているが、こちらの商品の販売者は「飯田商店」となっていて、製造は「めんのマルニ」。初見なので購入。

いずれも、飯田商店の店主飯田将太監修。
↓ めんのマルニ(販売者)

↓ 7&i カップ麺(セブンイレブンで購入)

★ロケット農場のサンサンサラダ

 有機JAS認定のロケット農場の有機栽培の取り組みは古く、23年前。2020年から自宅敷地内に加工場を作り、有機栽培の野菜をセットしたカップサラダを製造。
農水省の「みどりの食料システム戦略」にも参加。
 見た目のインパクト大で、珍しく妻が購入を進言。
内容も有機リーフレタス、有機ズッキーニ、有機きゅうり、有機人番、有機トレビス、有機大根など、内容充実。
作り立ての鮮度感はないものの、これだけの内容でこの価格は素晴らしい。
良く出来ていると感心。
できれば製造会社のホームページで各野菜の栽培歴(肥料・防除暦等)や有機認証内容(認証機関等)について公開していただけると嬉しく思う。

★一膳なめ茸

 妻が選択。りんご果汁入というのが面白い。ご飯茶碗1膳に1個の使い切りポーションタイプ。長野県産のエノキタケを使用。

★上寿司“松” 1,296円

 ちょっと高めな価格設定は寿司職人お手製のため。「寿司は腕で握るじゃない。心で握るんだよ」というキヤッチコピー付き。
ネタのカットもなかなかお上手。ネタの乗せ方・握り方・包み方が一般スーパーの“シャリ握り機製造された圧縮型土台の酢飯の上に解凍ネタを乗せただけ”の握っていない寿司とは差異化感あり。
マイナス店としては米が小粒なのが気になるし、空気が粒間に入り込む「団粒構造的なシャリ感」でもないが、当商品は結構、美味しい。
ネタも良い。
スーパーの販売寿司としては上々の部類。
他の商品を眺めると巻きずしの作り方が秀逸。
できればネタの品種と産地・解凍その他の情報を表示していただけると大変うれしく思います。

★ビーフシチューバターコーンライス 810円

 総菜、弁当類もちょっと価格設定お高めの感。
上州牛は黒毛和牛と乳用種の交雑種。和牛の場合は「上州和牛」と表示される。
上州和牛のうち、5~4等級のものは「厳選上州和牛」となる。
当商品の上州牛は交雑種と推測。
810円という高単価が気になるが、今回の旅に参加していない息子へのお土産を兼ねて購入。

★大源の馬肉コロッケ

 大源は市内にあった中華の銘店で、当店の調理はその大源のマスターだという情報があるので本格的。
自宅に持ち帰り実食。
コロッケとしての味は良い。メンチカツを食べた後だったので、馬肉コロッケを1枚食べきれずに困っていたが、妻は「馬肉は食べられない」ということで息子とシェアする。

★メンチカツ

わざわざ「これは歴史的メンチカツとは違います」という但し書き付きで販売。
訪問記念として購入。味は良いがジューシー感は不足。
ちなみに私は「行列に並んでまで欲しいモノは無い」が信条でして、歴史的メンチカツは一生、食べることはないでしょうね。残念ですが。

★信州ハムソーセージ三重奏

“あらびき”“ハーブ”“辛口”の三種構成。焼くよりも茹でる方が好み。良いと思います。信州ハムのイメージは原材料シンプル系だったが、当商品はウインナーソーセージ仕様の食品添加物オールスターが勢ぞろい。

 裏側の原材料表示の下にある「特色JASマーク」に気付く人はさほど多くないかもしれない。
「JASマーク」は日本農林規格に関する法律に基づき、農林水産大臣が定めた製品規格で、品位・成分等の品質についてのJAS(一般JAS)を満たした製品につけられている。


当商品の「特色JASマーク」は熟成ソーセージ類。詳しくは「日本農林規格熟成ソーセージ類」を参照されたし。

◇ソーセージの日本農林規格(JAS)

・ウインナーソーセージ
 太さ20mm未満。使用する腸は羊腸(またはケーシング)。

・フランクフルトソーセージ
 太さ20mm以上~36mm未満。使用する腸は豚腸(またはケーシング)。
 
・ボロニアソーセージ
太さ36mm以上。使用する腸は牛腸(またはケーシング)。

★塩糀ドーナッツ

お馴染みの信州の銘店「丸正醸造」が販売者(製造は)。味噌バージョンもあったが、塩糀バージョンを購入。美味しいです。嬉しく思います。
甘味料(ステビア)、着色料(ビタミンB2)の使用がちょっと残念。

★有機きんぴらこんにゃく

 有機こんにゃくをカットしたタイプの商品はあまりみかけないということで記念購入。昔、ヨークベニマルのPB糸コンを購入して、糸コンの長さ比較した“MDラリー”を思いだした。

★ひまわり市場買い物袋

 売り込んでいる大サイズではなく、Mサイズを記念購入。

★歴史的パン工房&ひまわり

 髙山洋祐氏によるパン工房。
火・水曜日定休で、ひまわり市場とは休業日が異なる。
発酵具合で焼き順を都度変更しているとかで、出会いは一合一会の感。
有名な「パン・ド・ミ」ではなく、妻が以下の商品を選択購入。

 ・ヴォロンタハム人参ラペサンド410円
  妻が昼食用に購入。他の店のにんじんサンドよりも人参が大きく食感も良い。ヴォロンタハムはひまわり市場のストアブランド商品。

 ・チャバタ、ブリオッチ、バゲット

これは妻が独占して食べたので感想無し。


ひまわり市場
⼭梨県北杜市⼤泉町⾕⼾2008
℡0551-38-4744

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この記事を書いた人

食彩品館がゆく」は食彩品館とTMGP合同記事。
商業施設と観光。時々神社仏閣。日本温泉科学会員、日本温泉地域学会員、温泉観光士,温泉名人検定合格,温泉ソムリエ,温泉分析書マスター。研究テーマは「全国各地の温泉分析書を現地現物確認し、源泉データを温泉地別に比較。温泉地環境と温泉資源の運用方法」
ラーメンソムリエ。

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